私の普段の生理は…
今は出産し育児に専念していますが、私が仕事をしていた当時、生理は初日と2日目に下腹部痛があり鎮痛薬を飲むことが多かったです。仕事は立ち仕事で、職場ではなかなか座れませんでした。しかし、立っているとさらに生理痛がつらくなるときもあったので、そういうときはなるべく座りながらできる仕事に変えてもらうこともありました。
毎月生理の日は憂うつでしたが、薬を飲めば下腹部痛も落ち着いて、仕事も調整してもらっていたので、日常生活に大きく支障をきたすことはありませんでした。
そのときはいつもと違った
ある仕事が休みの日、朝起きた瞬間に「生理がくるな」という感覚が。私の場合、毎月生理がくる直前に下腹部の違和感があるので、トイレへ行くと案の定でした。
ただ、その日はいつもよりも下腹部痛を強く感じたのです。予定を入れていなかったこともあり、私は再び布団へ戻り休むことに。しかし、時間が経つにつれて痛みはどんどん増していくばかり。それでもいつものように鎮痛薬を飲んで寝ようと思いましたが、眠れないほど鋭い下痛みがどんどん強くなり……。
私は布団の中でおなかを抱えてうずくまるしかありませんでした。
翌日、状態は…
翌日になると、前日の鋭い下腹部痛は治まっていました。2日目ということもあり経血量は多く、眠気はありましたが、昨日のつらい痛みはウソのようになくなり、普段通り仕事へ行けるように。
その後は普段通りの生理の経過で、痛みが増すことなくこの月の生理を終えました。
私の場合、つらい生理痛が起こったのが休日だったので、仕事を休むことはなかったものの、同僚のなかには生理痛で仕事を休んだことがある子もいます。それまでそのつらさをいまいちわかっていなかった私でしたが、「会社を休むほどつらいとはこういうことか」と改めて実感する出来事となりました。
寝込むほど生理痛がつらかったことは、私の人生においてこのときだけ。今でもあのときの記憶はとてもよく覚えています。このときは翌日には痛みが治まったので病院には行かなかったのですが、こういったこともあり、場合によっては病院へ行く必要もあるのだと、生理への理解が深まった経験にもなりました。
著者/雨宮春季
監修/助産師 REIKO
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