彼からのプロポーズ
その日は、私の誕生日でした。2人で外食してお酒を飲み、ほろ酔いのまま彼の家に帰宅。私が酔い覚ましに水を飲んでいる間に、別の部屋で彼がこっそりプロポーズの準備をしていました。
事前に設置していた部屋中のキャンドルに火を灯し、私が喜ぶであろう演出をわざわざ用意して、「結婚しよう!」とプロポーズしてくれた彼。以前、私が「きれいなキャンドルが見たい」と言ったのを覚えていてくれて、思わず感動しました。
一生忘れられない思い出になり、私は二つ返事でOK。後日、2人で話し合って1カ月後の交際1年記念日に入籍しよう、と決めました。
父が結婚に反対!?
その後、彼の家族とBBQをする機会があり、その場で彼の家族に結婚を報告! 彼の両親はびっくりしていましたが、私たちの結婚を祝福してくれました。
さらに後日、今度は私の両親に報告することに。すると……私の父がまさかの反対!! 父は、以前から彼のことをとても気に入っていたので、私は意味がわからず「なんで!?」と衝撃! 父には「結婚するならもう縁も切る!」とまで言われてしまいました。
父がどうしてそこまで反対するのか理解できず、私はかなり落ち込みました。 ちなみに、私の母は結婚に賛成。母はこっそり私に「お父さんはただ寂しいだけなんだよ。私があとでうまく言っておくから心配しないで」と言ってくれました。
実際、後から聞いた話ですが、父は結婚報告があまりにも突然でびっくりしたことと、娘がお嫁に行くことで寂しい気持ちが強く、その場の勢いで反対と言ってしまったそうです。
彼が奮闘
父に「結婚は反対!」と言われてから、彼と母が頑張って父を説得してくれました。
彼は、「入籍日を延期してもいいので、どうか結婚を許してください!」と父に何度も掛け合ってくれ、母も裏でコツコツと父を説得。
その結果、父も元々彼のことを気に入っていたこともあり、最初に反対されてから2週間後には結婚を許してもらうことに成功。無事に、予定していた1年記念日に入籍することができました。
結婚を反対されることって本当にあるんだ、とびっくりしました。成人していて自由に入籍できるとはいえ、両親にはきちんと筋を通しておきたい気持ちもあったので、最終的には許してもらえて心からホッとしました。
父に結婚を反対され、彼もきっと悲しかったと思います。でも、必死になって何度も父に連絡して頑張ってくれた彼の熱意が伝わってきて、「人生の伴侶となるのがこの人でよかった」と実感。実際は大変でしたが、この出来事がきっかけで彼の良さに改めて気づくことができました。
今は子どもが産まれ、3人家族となりました。お互いの両親とも仲良くやっていて、最初は結婚を反対した父ともいい関係を築けています。
文/ちょびんさん
作画/霜月いく
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!