子どもが楽しそうにやっていること「ダメっ」て叱ってませんか?わが家では大人には理解できない不思議な遊びに困惑しました。
うんざりしながらも、あきらめ半分で放置するようにしてみました。一歩引いて写真をとったりしていたら、イライラが消え、子育てが楽しくなってきたのです。
本や雑誌を破く!
手先がうまく使えるようになると、紙を破くことに息子はハマりました。雑誌や絵本を破いたり、乱暴に投げたりする時期があったのです。
そんなときは「これなら破いていいわよ」と新聞紙や広告を渡してみました。スーッと破いてみたり、丸めてボールにしたり一緒に遊んでみました。寝ころんだところに上からかけるとフワーッと舞い降りるので「雪だー」と楽しそうでした。気が済んだらゴミ袋を広げれば入れてくれることもありました。
お菓子をスキマにつっこむ!
ある日のおやつタイムのことです。いつもは騒がしいのですがとても静かだったので見てみると、お菓子で遊んでいました。
ドアレーンの隙間に細長いお菓子をギュウギュウに詰め込んで遊んでいたのです。びっくりしました。しばらくしてから「食べる分が減っちゃうよ」と教えると「ヤダー」と泣いていました。
「もうしないでね」と言うとうなずいていました。掃除機ですぐきれいに取れたのでよかったです。
水たまりで遊んじゃう!
ある日の雨上がり、うれしそうにお散歩に出かけ、水たまりを発見。水たまりをバシャッと跳ね上げ、手でかき混ぜたり、とうとうおしりまで泥水につけてしまいました。
車が来ない場所で、何を言っても夢中でやめてくれないので放っておきました。帰りは靴の中や洋服の感触がとっても気持ち悪そうでした。すぐに洋服を洗濯し、シャワーで泥を流しました。ちょっと大変だったけど、満足したようにぐっすりお昼寝していました。
子どものいたずらは、気が済むまでやらせてみると、本人がデメリットも体験するので何度も繰り返しません。困惑することもありますが、私はとりあえず写真を撮って思い出として取っておいています。
いつも許すわけではなく、危ないことや人に迷惑をかけていたら叱るようにしています。危険でなければ失敗も含め、いろんな体験をさせることで自立心が発達します。叱るより見守る方がストレスもたまりませんよ。(TEXT:斉藤あや)