下着に茶色いシミが!
その日、いつも通りに自転車に乗って学校から帰宅した私。そして、トイレに行ったら下着に茶色いシミがついていました。
当時は制服のスカートをはいて学校から帰っていたので、自転車に乗っているときにサドルの汚れがそのまま下着についてしまったのかも、と思った私。そこで、雑巾を持って家の外に出て、自転車のサドルを拭くことにしました。
しかし、サドルを拭いても雑巾にまったく汚れはつかず、サドルはきれいなまま。「あれ? なんで?」とは思いつつも家の中に戻り、次は下着を洗うことに。幸い、ひどいシミではなかったので、その日は親に相談せず、自分で下着を洗って対処しました。
また自転車が汚れてる
次の日、自転車に乗って帰宅したら、また下着にシミが……。
「また? やっぱりサドルが汚れてたのか!」と思い、昨日と同じようにサドルを拭くものの、雑巾に汚れはつきません。
なんかおかしいなと思った私は、ここでようやく母に相談。「サドルが汚れているせいで、2日続けて下着に茶色いシミがついていたんだよね。でも、下着は汚れているのに、雑巾でサドルを拭いても汚れがつかなくて……。サドルを交換しないと、明日もまた汚れるかも」と言ったら、母に「それ生理よ!」と笑いながら言われました。
それを聞いた私はびっくり! そのあと、母に生理用品を渡されてその日の夜からナプキンをつけることになりました。
当時、学校や家で初潮についての教育は受けていました。でも、血は赤いもので茶色だなんて想像していなかったのです。それに、生理がくると血が大量に出て、おなかも痛くなるものだと思っていました。そのため、これが初潮だとは気づかなかったのです。
この実体験を経て、これから初潮を迎える女性には、学校や自宅の教育でもっと広い知識を与えてほしいと感じました。
原案/にゅんにゅんさん
イラスト/ののぱ
監修/助産師 松田玲子
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