娘が抱っこのままでないと寝てくれず、寝不足でフラフラ。
それなのに大泣きする娘を妻に押し付け、いびきをかいて爆睡する夫。
翌朝、フラフラになりながら朝ごはんを作ったけれど「今日いらない! 朝ミーティングでさ!」と、妻に謝ることもなく家を出て行ってしまった……。
実母の言葉の呪縛に苛まれて…
「いってらっしゃい……」
玄関で力なく座り込む妻。
「ごはんくらい、ちゃんと作りなさいよ!」
「あなたはすぐ人に頼ろうとするんだから」
「〇〇しなくてはいけない」「〇〇してはいけない」
母親の言葉が呪縛のように心に残り、妻を縛り付けている。
どうせ食べないなら、朝ごはん作らなくてよくない?
こんなにつらいのに、人を頼っちゃいけないの?
育児が大変すぎて、家事まで手が回らない。
そんなとき、夫が家事をすすんでやってくれることがあった。でも、その理由が許せなくて……。
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「今日いらない!」フラフラになりながら頑張って朝食を作った妻。夫は謝りもせず仕事へ向かって… #僕と帰ってこない妻 226
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「俺、洗濯物やるね」夫が家事をするのは育児から逃げたいとき。娘のお世話を避ける夫に、妻は? #僕と帰ってこない妻 228
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「しばらく帰りません」妻が子どもを連れて家出。飲み会のあと帰宅すると置き手紙が… #僕と帰ってこない妻 1
これも呪縛よな。
良いのよ、一人一人、出来る事や得手不得手、許容量は違う。
生活環境や人生経験も違う。
多くの人が出来てるのに自分には出来ない事って沢山ある。
「みんな大変」だし、「みんな通ってきた道」だけど、解決策や「大変」の度合いや感じ方、そもそも回避可能な「大変」かどうかも、本当に人それぞれ。
これって、辛い時って気付けないんだよねぇ…。
私も、ある程度余裕出来てから、 気づけた。
「頑張らなくていい」んだよ、ゆきほさん(´;ω;`)
それが子どもを幸せにするとだと多くのお母さんが信じてたと思う。
今とは価値観が違う家長制度の延長なのだと冷静になる事も必要よ。
もちろんアップデートしていってるお母さんも沢山いるけれど、基本的に母は違う時代を懸命に生きた自分とは異なる人間で、子育ての環境もパートナーとの関係も同じとは限らないっていた方が自分の心にもいいんじゃないかと思う。