前回、病院の相談員さんに「お子さんにがんのことを話すときは、3つのポイントを心がけましょう」「病気になったのは誰のせいでもないと伝えること、乳がんという病名を隠さず話すこと、うつらないと教えることです」と、アドバイスをもらったあり子さん。病院から帰宅し、相談員さんの話を忘れないうちに話そう!と、勇気を出して子どもたちに話しかけたあり子さんですが……。
※作品内ではマスクを省略して描いています。
いよいよ子どもたちに伝える時が! でも…
乳がん治療開始に向けて検査が進んでいくなか、あり子さんは「自分ががんだなんて……」と、告知を受けたときのショックに捉われたままで、実はまだ気持ちの整理がついていませんでした。
そのため、子どもたちにがんのことを伝えようとしたものの、「もしがんだと伝えたら、子どもたちは不安で泣いてしまうかもしれない」「泣いてしまった子どもたちに対して、ママ頑張るから!と明るく言える自信はまだない……」と思ったあり子さんは、このときはまだ子どもたちに言い出せなかったそうです。
相手が大人ならまだしも、まだうまく理解できない子どもが相手だからこそ、余計にがんのことを伝えるのが難しいのかもしれませんね。
医療監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長)
※この漫画は実話に基づいた体験談であり、ベビーカレンダー編集部を通して、婦人科医の監修を受けた記事です。ただし、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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