小児科医からの質問を勘違い
私が第1子を出産して、産後の1カ月健診に行ったときのお話です。総合病院だったので、まずは娘を連れて小児科へ。小児科医から「調子はどうですか?」と聞かれ、なぜか自分のことを聞かれたと思い込んでしまい、私は「常に寝不足で、なかなかしんどいです」と答えました。
小児科医から「この時期は大変ですよね。○○ちゃん(娘)の調子はどうですか?」と聞かれたところでやっと、「さっきの質問は娘のことを聞いていたんだ!」と気づきました。「寝不足で頭が回らなくて……すみません」と変な言い訳をしてしまい、小児科医は笑ってくれましたがとても恥ずかしかったです。
「お母さん」と呼ばれ慣れていないが故に
次は、産科で自分の1カ月健診です。内診があるとのことだったので、内診のときは母に娘を抱っこしてもらうつもりで付き添ってもらっていました。まずは産科医から問診があり、「お母さん、体調どう?」と聞かれました。もちろん私のことだったのですが、「お母さん」と呼ばれ慣れていない私はそこでも勘違いをしてしまい、母に向かって「ほら、聞かれてるよ」と言ってしまったのです。
産科医と同席していた看護師さんが大笑いし、「お母さんって○○さん(私)のことだよ。○○さんももうお母さんでしょ!」とツッコまれてしまい、顔から火が出るくらい恥ずかしかったです。
みんなが笑い飛ばしてくれてよかった
小児科医のときも、産科医のときも私の勘違いを笑い飛ばしてくれたのでよかったのですが、自分としてはどちらも穴があったら入りたいくらい恥ずかしかったですし、きっと赤面していたと思います。
産後の寝不足で頭がうまく働かない状況だったとはいえ、私のように勘違いする人はいないかもしません。特に、産科での勘違いは母も恥ずかしかったようで「何言ってるの!」と母からも笑われてしまいました。
娘を出産してからもう13年以上経ちますが、いまだに思い出してしまう「穴があったら入りたい出来事」です。娘を出産した総合病院の前を通るたび、娘の出産~産後の入院中の生活を思い出してホロリとするのと同時に、この出来事も一緒に思い出して恥ずかしくなってしまいます。
著者:吉川 みきな/女性・主婦。14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。 作画:うちここ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています