経血量の多さやかたまりが不快
私は経血量が多く、かたまりが出ることもよくありました。大きいものだと、2cm大のかたまりが出ることも。なんだか気持ち悪いし、出るときにわかるほどの感触もあるので、それが嫌だなとは思いましたが、特に深くは考えてはいませんでした。
また、生理について他人と詳しく話す機会もないので、「きっとみんなもそうなんだろうな」と思っている部分もあったのです。
なにげない世間話のつもりが…
ある日、婦人科に勤務経験のある同僚看護師と話していたときのことです。ふと、「そういえば、生理のときに、いつもかたまりが出るんだよねー」という話をしました。
すると同僚は「かたまり以外に気になることはない?」と、私以上にかたまりが出ることを気にしてくれている様子。そのため私は、経血量が多く、日中は昼用のナプキンでは間に合わないことや、生理痛がつらいことなどを詳細に話しました。
すると、同僚は「それは、一度婦人科に行って検査をしたほうがいいよ」と受診をすすめてくれたのです。「検査してみないとわからないけれど、そういうのは子宮内膜症や子宮筋腫の症状の場合があるので……」ということでした。
婦人科で検査
私はそのときすでに妊娠・出産経験があり、妊娠中や出産時も婦人科から指摘されたことはありません。そのため「きっと大丈夫」と思ったのですが、よく考えると産後からすでに2年が経過。その間になにか変化があったかもしれないと思い直し、検査に行くことにしました。
結果は特に何もなく、かたまりや経血量が多いのも、病的な原因によるものではないとの診察結果で、ほっとひと安心。ただ、今後もかたまりが頻繁に出るようであれば、その都度また婦人科で相談したり、定期的に検診へ行ったりということを忘れずにしようと感じた瞬間でした。
今回は何事もなかったのですが、何事もないということがわかって、とても安心できました。何か気になる症状があったときには、一度検査するべきだなと実感。職業柄、「少しでも気になったら受診してください」と患者さんに伝えているのに、いざ自分のこととなると後回しにしてしまうことを、反省しました。
著者/うみの るな
イラスト/sawawa
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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