「うちの子1人で遊んでること多い…」現役保育士が明かす、親が心配でやりがちなNG行動とは?

保育士の中田馨さんが、2歳頃の子どものお友だちとの関わり方について教えてくれました。「お友だちと遊んでほしいのに、うちの子いつも1人で遊んでる気がする……」とお悩みのママやパパもいることでしょう。そんな親御さん方はぜひチェックしてくださいね。


こんにちは!保育士の中田馨です。2歳ごろになると、保育園でも友だちと関わっている子どもたちの姿を見られるようになってきます。でも自分の子がお迎えに行ったときに一人で遊んでいたり、友だちが嫌がることをしたりする場面に遭遇すると「もしかして、うちの子、友だちとうまく遊べていないのでは?」と思ってしまうかもしれません。今回は、2歳ごろの子どもの友だち関係についてお話しします。

 

2歳ごろの子どもの遊び

自分の子どもが、一人で遊んでいることが多いとしても、この時期に心配することはありません。なぜなら、この時期の子どもは「並行あそび」をする時期だからです。

並行あそびとは、友だちと並んで遊んでいてもそれぞれが自分の遊び(一人遊び)をしていることを言います。

 

友だちと一緒に遊んでいるように見える子どもの様子をよく見てください。一緒にブロックで遊んでいるように見えて、それぞれがそれぞれの作品を作っているはず。協力し合って遊んではいないはずです。一緒に走っていたとしても、競争や鬼ごっこをしているわけではなく「なんだか楽しいから、それぞれが走ってる!」という感じです。「せっかくなので友だちと遊んでほしい!」と思うのが親心だと思いますが、並行あそびをしながら少しずつ友だちへの意識が強くなっていきますので、今は「一人遊び」をしている姿を見守ってください。

 

4歳ごろになると、社会的ルールへの理解ができるようになってくるので友だちと関わって遊ぶこともスムーズになってきます。

 

友だちが嫌がることばかりしている場合は?

2歳ごろの子どもによくあるのが、おもちゃの取り合いなどのトラブルです。これらのトラブルは、友だちの持っているおもちゃや遊びが楽しそうで、「ボクも遊んでみたい!」と思う素直な気持ちから起きています。決して「意地悪してやろう!」なんて思っていませんので「あなたはいつも意地悪ばっかりして!」と言わないであげてほしいです。

 

もし、お子さんのトラブルの場面に遭遇したら、「ボクも遊んでみたい」という気持ちを代弁してあげてください。「○○ちゃんのおもちゃで遊びたかったのね」という風に。そこから「じゃあ、貸してって聞いてみようか?」とお友だちに聞いたり「取ってごめんねってママと言おう」などそのときの状況によって言葉かけをしてみましょう。これを繰り返していくうちに、子どもは人とのコミュニケーション方法を学んでいきます。

 

この時期に親ができること(遊び編)

2歳ごろは、身近な大人(親や保育園の先生など)との遊びがまだまだ大切な時期です。子どもが好きな遊びを、一緒に遊んでみましょう。例えば、ごっこ遊びは最高に楽しいですね。ままごとセットでお料理してもよいですし、お人形を使ってお医者さんごっこ、ブロックや積み木を使って見たてあそびも楽しいでしょう。このときのあそびの主導権は子どもです。ごっこ遊びで、社会のルールや言葉のやり取りを学ぶことができます。

 

また、絵本の読み聞かせもよいでしょう。絵本は数ページの中で、しかも簡単な言葉で人物の気持ちなどが描かれています。絵本を読みつつ、「シロクマちゃん、悲しかったんだね」なんて、ただ読むだけでなくシロクマちゃんの気持ちに共感するなどの声かけもしてみましょう。

 

この時期に親ができること(関わり編)

友だちでも家族でも、人と人が関わり合うためのコミュニケーションは同じです。おうちでの普段のかかわりの中で、「これをすると、嬉しい(悲しい)」と相手がどう思うかを伝えていくようにしましょう。例を2つ挙げましょう。

 

①うれしい気持ちを言葉で伝える

子どもがじゃがいもを洗うなど簡単なお手伝いをしたとしたら、「ママ、助かった。うれしいわ」と言葉でうれしいことを伝えます。

 

②悲しい気持ちを言葉で伝える

イヤイヤ期ですので、かんしゃくを起こして親を叩いてくることもあるでしょう。そんなときは「叩いたらダメ!」だけではなく「叩かれたら、ママとっても悲しい!」と伝えます。

 

どちらも、必ず子どもと目を合わせてしっかりと伝えます。このような喜怒哀楽の感情が人にはあって、自分がしたことに対して相手がどう思うか。ということをこの時期から少しずつ伝えていくことが大切。ただし、1回で分かることではないので根気よく伝えていきましょう。

 

 

自分の言葉で自分の気持ちをうまく伝えられないこの時期だからこそ、ママの心配事もあると思いますが、子どもは大人が思っている以上に周りのことを見ています。慌てず、焦らず、子どものコミュニケーションの成長を見守っていきましょうね。

 

 

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    この記事の著者

    保育士中田馨
    一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長

    0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!

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