孤育てに悩んだ末…

※訂正:(誤)夫が仕事忙しいため→(正)夫が仕事で忙しいため

「人生最後の長期休み」と気楽に考えていたけれど…
27歳で初産、妊娠34週まで働いていた私。勤続4年目でそれなりに頼りにされ、仕事もわりと好きでした。もちろん仕事は続ける気で、出産後は約1年育休をとり、好きなことをして「人生最後の長期休み」を楽しもうと決めていました。
そして、無事に出産。初めの1カ月はワイワイガヤガヤと実家で過ごし、1カ月健診後にマイホームへ帰宅したのですが……。
思い通りにならない育児で現実に直面
夫は仕事のため、日中は完全にワンオペでした。話す相手がいない、赤ちゃんが泣いて思うように家事ができない、ご飯を食べる暇もない、好きだったお出かけもできない……。子育てって楽しいもんじゃないなと痛感しました。
これなら仕事しているほうが、体もラクで頼りにされて、家事が苦手な私には断然合っていると思いました。
1日の生産性のなさに自分を責めるようになり…
ある日、夫に「今日は1日どんなことをした?」と聞かれました。私は「昼くらいに起きて、ご飯を食べて、洗濯して……今日はいつもより寝てくれて、夕方私もちょっと寝た」と答えたけれど、なんだか結局、何もしていないような、生産性のない日々を過ごしているような気がして悲しくなりました。
もちろん、夫はそんなふうに思う人ではないけれど、胸を張って「こんなことしたよ!」と言うには中身がなさすぎて……。
育児に追われるあまり自分の身なりにもしばらく気を遣えていなかったので、夫が休みの日に娘を預けて美容院へ行くことにしました。すると、ブルーな気分が少し晴れた気がしました。
誰にも褒めてもらえない孤独な育児は、本当に出口のないトンネルみたいなもの。育児中でもときどきはおしゃれして、ちょっときれいになった自分を見て、気分転換することが必要だと感じました。
著者:砂田ぽこ/30代女性・主婦。
作画:Michika
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています