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出産目前の夜、食べ過ぎで腹痛に襲われたママ。何度もトイレを往復していると、まさかの事実が判明して…

妊娠39週の妊婦健診時、産科医から「予定日までに生まれるかは五分五分」と言われ、すぐには生まれないだろうと油断し、ランチバイキングを存分に楽しんだ私。その日の夕食を終えたころから、おなかが下ってきました。陣痛の痛みは生理痛や腰の痛みと似ているとよく聞くから、私の症状は陣痛ではないと思っていたのですが……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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いよいよお産が近付いてきた

これは、私が娘を妊娠中のときのお話です。妊娠39週2日の妊婦健診で、産科医から「予定日までに生まれるか五分五分だね。次の健診までに生まれなかったら、入院セット持ってきて。そのまま入院しましょう」と言われました。

 

私は「もういつ生まれてもおかしくないけど、いよいよかぁー。今のうちに、赤ちゃんが生まれたら行きづらそうなバイキングに行こう!」と思い、実母を誘ってランチバイキングに行ってきました。妊娠後期はつわりもなかったので、食べたい物を満腹になるまでたくさん食べ、帰宅したのですが……。

 

バイキングで食べ過ぎた?

夕食を終えた20時ごろから、おなかを下したときのような痛みがあり、頻回にトイレに通いました。下痢気味だったので、「バイキングで食べ過ぎたかな……」と思い、特に気にせず過ごしていましたが、トイレに頻回に通う私を見て、夫が「それ陣痛じゃないよね?」と。

 

私は「陣痛は生理痛みたいな痛みって聞くから、違うんじゃない? これ、いつものおなかを下したときの痛みだし。トイレで毎回便が出てるから、下ってるだけだと思う」と答えましたが、念のため時間を測ってみると、トイレとトイレの間は10分間隔でした。

 

 

頻回な下痢は陣痛の始まりだった!

病院に電話して状況を報告すると、「陣痛だったら間隔狭まってくるから、7分くらいの間隔になったら連絡してね」とのこと。「え、これが陣痛なの?」と思いながらもトイレに通い、その都度排便。

 

しかし、だんだんとその間隔が狭まってくるではありませんか。結局、その後も順調に時間の間隔は狭まり、5分間隔になったところで病院に向かい、無事に出産することができました。

 

 

陣痛の痛みといえば、「生理痛のような痛み」や「腰がくだけるような痛み」と聞くことが多かったので、自分の腹痛は陣痛ではないと思い込んでいました。ちょうど排便が頻回だったこともあり、おなかを下した痛みだと思っていましたが、私の場合はその痛みが陣痛の始まりだったようです。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

イラストレーター/ムチコ


著者:吉川 みきな

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