本当にいいのかな…1歳を前に入園を悩む
次年度の保育園入園申し込みの時期は、わが子はまだ生後9カ月でした。在宅ワークをしている私は、家でわが子をみながら仕事をするため、仕事量をセーブしていました。保育園へ通うようになれば、フルタイムで仕事ができると思い、入園を希望しました。
「自分の時間を持つためにも子どもと少し離れたい」しかし、まだ生後9カ月のわが子は何もひとりでできません。わが子の成長をずっとそばで見ていたい、という思いもありました。本当に入園の申し込みを出すか悩みに悩んだ末、保育園入園の希望を出したのです。
1歳で入園後のママの葛藤
1歳2カ月で保育園に通い始めたわが子。最初の3カ月間は、熱を出したり病気になったりすることが多く、1日中保育園に預けられたことは数日だけでした。そんなとき、朝にわが子が「ママがいい!」と泣くのを見ると心が苦しくなりました。
「ママの元を離れるのは、わが子にとってつらいこと? 子どもに負担をかけてまで、保育園に通わせるのはかわいそう?」と私は悩んだのです。でも、私自身心の安定のためにも、わが子と離れて仕事をする時間は必要でした。未満児で保育園に預けることの良さは、もちろんほかにもあります。
1歳で入園してよかったと思うこと
わが子が通うのは、0歳児から入園を受け付けている保育園。自分より年齢の小さい子、大きい子と触れ合う機会を持てることが、保育園生活の良いところです。集団生活は、わが子の成長にプラスだったと思います。
特にそう感じたのは、1歳半でわが子が食事のときに箸を使ったこと。わが子は箸の持ち方を私や夫が教えなくても、食卓に出していたら見よう見まねで使い始めました。保育園の集団行動の中で、まわりの子や大人を観察して、いろいろなことを考える機会を持てているのでしょう。
保育園に通っている間、新しく何かをできるようになったわが子のことを、そばで観察することはできません。その代わり保育園の先生がわが子の成長を一緒に見守り、喜んでくれるので、仲間ができた感覚です。今では、わが子と離れて仕事をすることで自分のための時間を持てて、わが子の帰宅後には思いっきり遊んで向き合う時間をとる心の余裕が生まれています。