つらい生理痛に悩まされるように
それまで私は、ひどい生理痛を感じたことはありませんでした。生理2日目でも「ちょっとおなかが痛いかな?」という程度の症状で……。テレビでよく流れている痛み止めのCMを見て「みんなそんなに痛くなるものなの?」と不思議に思っていたくらいです。
しかし大学を卒業し、仕事を始めるとそれは激変! 生理前のイライラや食欲の爆発、そして痛み止めが必要なほどの生理痛に見舞われる月が増えました。
膨らんだおなかにびっくり
「なんだか生理が重くなってきたな」と感じた私は、生理前からの体の様子を観察してみることに。すると、生理が始まる2〜3日前、鏡に映った自分の姿を見て仰天しました。妊娠しているわけではないのに、下腹部が丸々と膨らんでいたのです……。
おなかの張りは職場の制服がきつくなるほどで、なぜこんなにおなかが張るのかわからないことが私にとって大きなストレスに——。
病院へ行くことを決意
ちょうどそんなころ、友だちが婦人科系の疾患で救急車で運ばれたという話を聞き、ますます自分の症状が心配になった私は、婦人科へ行くことを決意!
検査をし、医師から言われたのは、私はもともと子宮が少し後ろに倒れていることと、生理前の症状はストレスが考えられるということでした。幸い「疾患は抱えてはいない」とのことで、悩まされていたおなかの張りは、PMS症状のひとつであったようです。
その後、私は漢方薬を飲んで様子を見ることに。漢方薬のおかげもあってか、つらかった生理痛は落ち着き、おなかの張りもなくなりました。医師には「後屈気味な子宮の影響で、もしかしたら妊娠に影響が出るかもしれない」と言われていたものの、無事に子宝を授かることができ、今は子育てに追われる日々を送っています。
このときの私は、自分ひとりで悩み、心配に心配を重ねていました。当時を振り返ると、ひとりで悩むより、もっと早いうちに病院へ行っておけばよかったなと思っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/鈴木 みち
イラスト/ののぱ
監修/助産師 松田玲子
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