こんにちは!保育士の中田馨です。セミが鳴きだし、夏本番になってきましたね。
今回は、子どもと過ごしているときに気を付けてほしい、夏ならではのヒヤリハットな出来事についてお話しします。
熱中症にヒヤリハット!
夏に気をつけなければいけない代表でもある「熱中症」。特に乳児や低年齢の幼児は自分から「のどが渇いた」や「ちょっとしんどい」とは訴えてきません。とても元気に活動しているので、大人がしっかりと管理してあげなければいけません。
例えば、以下のようなことに気を付けて過ごしてみましょう。
水分補給をする
「のどが乾いたら飲む」はもちろんなのですが、のどが渇いていないときにも飲むようにします。
例えば、生活の流れの中で「起きたら飲む」「活動前に飲む」など時間を決めて、普段以上にこまめな水分補給を行うといいでしょう。
休息する
お昼寝だけでなく、マットの上でゴロンと寝転ぶなどの休息の時間を取ることも大切です。
暑い時間は、できるだけ外に出ない
生活していると、外に出なければいけないことがありますが、暑い時間はできるだけ室内で過ごしましょう。
暑いアスファルトにヒヤリハット!
夏のアスファルトにも注意が必要です。夏は、太陽の日差しでアスファルトが熱々になっています。
これは私の子どもの話になりますが、ある日、子どもに5本の指が見えるタイプのサンダルをはかせて外出しました。このタイプ、歩いているうちにサンダルから足がズルズルと足先の方にずれる経験、大人もしたことがありますよね。うちの子もそうでした。歩いているうちに、ずれてきて、足の指の先がアスファルトに当たって「あつっ!」。やけどとまではいきませんでしたが、熱い思いをさせてしまいました。
「かわいい」とか「サッと履きやすい」だけで選んだサンダルでしたが、このことがあってから、特に低年齢の子どものサンダルは、指まで隠れているものが安心。
できれば夏も、しっかり足を保護してくれる靴が安心だなと感じました。
遊具でヒヤリハット!
暑い夏の日の日差しに、熱々に熱せられた公園の遊具。だいたいの遊具が金属ですので、その熱さは尋常じゃありません。触ったらやけどをする可能性があります。カンカン照りのときには、公園に行って遊具であそぶことは恐らくしないと思いますが、夕方に少し涼しくなって公園に行くことはあると思います。そのときも、まずは大人が遊具を触って熱くないかを確かめてください。
特に気をつけたいのが、金属でできているすべり台。触ってみて、「そんなに熱くなかったら、大丈夫!」ではありません。上からすべってくるときの摩擦でいつも以上に熱くなってやけどをすることがあります。「ちょっと熱いかな?大丈夫かな?」と思ったときは、潔く遊具で遊ぶのはやめ、他のあそびでに切り変えましょう。
水あそびでヒヤリハット!
夏の定番のあそびといえば、水あそびですね。子どもが喜んでくれて、遊べばお昼寝もしっかりしてくれるので親としても嬉しいあそびです。しかし、水あそびには危険も潜んでいます。例えば、子どもは数センチの水深でおぼれてしまいます。ですので、水を張りすぎないことが鉄則です。
私の保育所では水深10㎝以下で水遊びをせています。その上で、絶対に子どもから目を離さないことです。もしも水あそび中に、インターフォンが鳴ったら、「ピンポンなったから、一回プールから出ようね」と子どもをビニールプールから出して安全な状態にしてから、インターフォンの対応をしています。
また、水で床が滑りやすくなっていますので、子どもが床を歩くときは手をつなぐなどすぐに体を支えられるようにしましょう。水あそび時にも水分補給を忘れないようにして下さいね!
夏だからこそ、夏のあそびを思い切りできる時期でもあります。あそぶときは、子ども目線で環境を整えてあげましょう。