焦ったM美さんが依頼主の会社名でネット検索してみると、なんと検索予想に“詐欺”の文字が! アプリを登録する際、クレジットカード情報を登録していたことを思い出し、慌ててカード会社に詐欺被害にあった旨を連絡しました。すでに約3万も使われているということがわかり、「不正利用だから絶対払わないわよ!」と、憤慨しているM美さんですが……?
詐欺なのに、被害者が払う…?
「こちらは一旦全額お支払いいただく必要がございます」
カスタマーセンターの担当者の言葉に疑問が湧くM美さん。
「ん? は? なんで? 詐欺なのにお金払わなきゃいけないの?」
「はい、こちらで調査した後ご返金という形になるのですが……」
「は? は? それって絶対返金されるんですか!?」
「いえ、フィッシング詐欺アプリにお客様ご自身でクレジットカード情報をご入力なさったとなると……お客様の過失の割合が大きいので、返金されない場合がございます」
終始衝撃を受けるM美さん。
「じゃぁ被害者側が損するだけじゃないのよ! カード会社はそんな悪を見逃すの!?」
カスタマーセンターの担当者は、「そういう取り決めですので」と言いつつM美さんに警察へ行く必要があると教えてくれました。
「警察!? そうか! そうだわ! 警察に行かなきゃ!」
急いで警察へ向かうM美さんですが……?
いつパパに離婚されるかわからず、M美さんは早くお金を稼ごうと必死になっていました。詐欺にあった約3万を一旦は自分で支払わなければいけないと知り、驚くM美さん。カード会社によってはいつもと違うお金の動きがあると会社側の判断で使用を止めて詐欺被害を未然に防いでくれたり、警察に行かなくても詐欺被害を認めてくれたりする場合もあります。“返金されない場合もある”ということですが……警察が動いて取り返せるといいですね。