信じようとするたび、裏切られつづけてきた。また彼のことを信頼できるかわからない……立ち尽くしていると、夫が部屋から飛び出してきて、これまでの自分の心情を話し始めた。
自分はつまらない仕事で毎日を消費しているのに、雪穂はキラキラ輝いていて、楽しそうで……そんな妻が羨ましくて、妬ましかった。
そう語った夫。しかし、仕事との向き合い方を変えると環境が激変して……!?
「もっと俺を見て!」承認欲求が暴走した夫は……
「周りから褒められれば褒められるほど、傷ついたプライドが修復された気がした」
もっと褒められたい!
認められたい!
俺を見てほしい!
妻が仕事をやめたあと、仕事のやり方・向き合い方を変えると周りから褒めらることが増えて、どんどん仕事が楽しくなり、のめりこんでいった夫。
気が付いたら、自分のことしか考えられなくなっていた。
もっと自分を見てほしい、評価してほしいという承認欲求が強くなっていき、家庭のことなんて、考えられなくなっていった……。
でも、調子が良い時ばかりではない。次第に状況が悪くなっていき、家庭に悪い影響がでるように……。
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結婚によくある「こんな人だと思わなかった現象」がなぜ起こるのか?を分かりやすく漫画にしてくれているなと思っていつも読んでいます。
カズ君は決して極悪人じゃないけど、浮気する人で「あんないい人が…」って思うこともあるし、
優しくていい人であることと、嫉妬心や虚栄心でクズになることは同時にあり得るのだと、この漫画は教えてくれていると思う。
カズ君が「実は優しくていい人じゃなかった」訳ではなく、「優しくていい人なんだけど、自己中でダメな所もあった」だけなんだなと思った。
関わりの薄い関係だと、いつも優しくていい人に見えるけど、一緒に暮らす夫婦になったら、隠しきれなくなっただけ。
私にとっては非常に分かりやすい心理学の本。これからも興味深く読ませてもらう。
だが、内容はともかく自分の悪いところを自覚した事を相手に証明するために、下に見ていた事実を白状する姿勢は評価したい。
聞くに耐えない話ではあるが、これが自己分析。正しい自己分析を終え、己の恥を自覚したのは偉いと思う。
この歳でこの程度の恥を抱えていたのは正直あり得ないが。
前にも言ったが普通の大人…例えば良田さん?などであればおそらく高校生くらいで済んでる葛藤だろう。
人を羨んだり、嫉妬したり、自尊心や虚栄心と戦ったり。
カズくんは自分で自分を愛するあまり、自分の醜さや愚かさを見ないできてしまった、故に葛藤そのものが無かったのではないか。
普通のいい人であったはずの彼がなぜここまで人に迷惑をかけて嫌われて家庭すら崩壊させる事になったのか。
これが自分と向き合う事をおろそかにした人間の末路なのだろう。
これは現在のカズくんなのではなく、ちょっと前までのカズくんの心情だよ!
これから「でも今は〜」って続くはずだよ!
以前はこうだったが、今はちゃんと反省して変わりました !って流れだよ!!
……多分!