独身時代から好みのタイプは…
私の母は某アイドル事務所のファンです。私は小さいころからその事務所のアイドルたちを見て育ってきたためか、学生時代から細身でかわいらしい人が好みでした。好きになる芸能人や過去に付き合ってきた人たちも、みんなそういうタイプ。
「俳優の○○くんカッコいい!! 」
「細マッチョな人がいいよね!! 」
と、周囲によく言っていたので、友人たちも私の好みを知っていました。
夫との出会い
夫は、友人の友人でした。私が友人と遊んでいたときに街中で偶然会って、そのまま「じゃあ一緒に遊ぼう」という流れになったのが出会いでした。
彼はどちらかというとぽっちゃり系。顔もかわいいというより強面で、私の好みのタイプとは真逆。もちろん「カッコいいな」と思うことはなく……。
それでも、人見知りだった私に一生懸命話しかけてくれて、場を盛り上げてくれた姿に「素敵だな」と感じたことを覚えています。
そして、その後もちょくちょく連絡を取り合うように。実はその当時、私は彼氏と別れたばかりで落ち込んでいたのですが、彼はそんな私をたくさん気づかって楽しませようとしてくれました。そのやさしさが、私としてはとてもうれしくて……。
次第に彼の人柄に惹かれ、その後交際することになったのです。
結婚を決断したのは
交際を始めてから、ひとり暮らしをしていた彼の家に遊びに行くことが多くなりました。
「この芸能人、おもしろいよね」と同じテレビ番組が好きだったり、「こういう味付けが好きなんだよね」とごはんの好みが合っていたりと、一緒にいる時間が多くなって「こんなにも価値観が合うなんて」とびっくり。一緒にいる時間がまったく苦ではありませんでした。
何気ない時間も気をつかうことなく自然体で過ごすことができ……「この人とずっと一緒にいたい」と思った私。彼も結婚のことを考えてくれていて、そのままの流れで結婚をすることに。
結婚式では、学生時代からの友人から
「今まで好きって言ってたタイプと違うよね!?」
と、驚かれましたが、
「好みのタイプとは違うけど、自分が一番自然体でいられる人なんだ! 」
と、胸を張って自慢しました。
今でも私の好みのタイプは細身でかわいらしい人です。そこは変わりません。しかし、真逆な人と結婚して後悔はありません。私の中では、好みのタイプの人はテレビの中で見るだけでも十分。自分らしく、自然体でいられる素敵なパートナーと出会え、結婚できて幸せだなと思っています。
著者/ゆちみこ
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