お向かいの奥さんがやさしくて一安心
娘が生後10カ月のころ、中古住宅を購入し、わが家は静かな住宅街に引っ越しをしました。ちょうどわが家の向かいに住んでいるひとり暮らしの女性が、まだ赤ちゃんだった娘を見て、「かわいいね、これからよろしくね」と言ってくれて、私は一安心。新しい場所での新生活にワクワクしていました。
ある日、洗濯物を外に干してから、昼寝している娘を横にベッドでゴロゴロしていると、家のインターホンが鳴りました。慌てて出ると、向かいに住んでいる奥さんが「雨降ってきたよ」と教えてくれました。
行き過ぎたおせっかいにモヤモヤ…
私は「ありがとうございます」と伝え、急いで洗濯物を取り込みました。また別の日、突然家のインターホンが鳴り、ドアを開けるとお向かいの奥さんが「玄関の電気がずっと点いているから電気代がもったいないよ」と教えてくれました。
教えてくれるのはありがたいけれど、事あるごとにインターホンを鳴らされる私はモヤモヤ……。昼寝している娘や、夜勤明けで寝ている夫もいるので、やめてほしいと感じるようになりました。
お向かいさんに家を監視されている気分
また、わが家の前に停まっている車を見て、奥さんから「旦那さん、今日も夜勤大変だねぇ、頑張れ」と言われ、私は毎日家を監視されているようで不快な気分になっていきました。さらに、別の日に洗濯物を干そうとしていると、家から奥さんが出てきて、「今日は黄砂が飛んでくるからやめたほうがいいよ」と言われましたが、私は「はぁ」とため息。正直、もう我慢の限界でした。
それから私は、奥さんから何か言われても素っ気ない態度を取るように。そのせいか、家のインターホンが鳴ることはなくなったのです。
今回の経験で、ご近所さんとはほどほどの距離感で付き合うことが大切だと感じました。私は現在、向かいの奥さんに会ってもあいさつ程度しか話しませんが、3歳になった娘はいつも楽しそうに世間話をしています。ご近所さんを見かけたらあいさつは基本ですが、相手のプライベートを深く詮索しないように心がけ、じょうずに人付き合いができるようになりたいです。
著者:渡邊なつ
2歳女の子のママ。実家が遠方で頼れない、友達がいない、夫は夜勤あり。トラブル満載な育児体験記を執筆中。