座って歯磨きしていたけれど
長女が2歳になってすぐのころ、昼食を終えて歯磨きをさせていたときのことです。私と娘は向かい合って床に座り、娘は自分で歯ブラシを持って磨いていました。ニコニコ楽しそうに磨いていた娘ですが、突然バランスを崩し、前に倒れたのです……!
目の前にいた私の膝にのぼりたくて前に重心を傾けたのかもしれません。一瞬のことでどうなったかわかりませんでしたが、歯ブラシをくわえたまま顔から倒れてしまった!!と私は焦りました。
安心から一転夜間救急へ
娘は大泣き。口の中を見てもけがをしているのかわかりません。抱っこしていると3分ほどで泣き止みましたが、心配でたまらず、近所の小児科へ駆け込みました。診察してもらうと奥歯辺りの歯茎にこすれたような跡が発見されました。
喉の奥を突いたのではなかった!と安心して帰宅しました。ところが、夕方に発熱。小児科の診察時間は終わってしまっていたので、今度は夜間救急へ向かいました。
そのまま入院することに
夜間救急の診察でも歯茎のほかにけがをしている所は見つかりませんでしたが、血液検査の結果、白血球の数値が高いとのことでした。抗生剤の点滴をしながらそのまま入院となってしまったのです。傷口から細菌感染してしまったのではないかという診断でした。
娘の熱は1日で下がりましたが、点滴は翌日以降も継続。血液検査で異常なしになるまで、結局1週間入院することになってしまいました。
安全対策は何重にも必要
見守りつつ座って歯磨きをさせていましたが、けがをさせてしまったことはとてもショックで、娘にも申し訳ない気持ちでいっぱいでした。座って歯磨きをさせれば安全だろうと思っていましたが、わが家の安全対策としては不十分だったと思います。
そして子どもは思わぬ動きをすることを改めて認識しました。退院した翌日、以前使っていた喉突き防止のプレートが付いた歯ブラシを再び購入し、3歳半ごろまで使いました。
1週間入院するけがをさせてしまったことは、本当に娘に申し訳なかったと反省しました。歯ブラシがもっと奥に刺さっていたら……と思うとゾッとします。この件以来わが家では、歯ブラシの使い方はもちろん、鉛筆やうちわなど棒状の物の扱いにも一層注意しています。
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監修/助産師 REIKO
著者:青倉みゆ
小2長女、年中長男、3歳次女の3児の母。趣味の文房具集めと宅トレで自分を癒やしつつ、実家から離れた土地で子育て中。450gで生まれた長女は、現在元気な小学生。