パパが帰った後も毒親のマンガを読み続けたM美さん。
「今なら話せる気がする。母親のことを……」M美さんは確実に一歩ずつ前に進んでいました。
毒親マンガの作者に話を聞いてもらうことにしたM美さんは、パパにもそのことを連絡しました。
ついに当日、M美さんの元へパパが訪れたのですが……?
ついに避けて来た母親の話をし始め…!?
「かなり顔色が悪いな。アカウント相変わらずなの?」
数日ぶりに会ったM美さんの様子を心配するパパ。
「いらっしゃい。うん……アカウント復活の申し立てをしたけど全然ダメ……」
「今もう通話が繋がってるから、入って……」
パパが部屋に入ると、すでに毒親マンガの作者と通話が繋がっていて、M美さんはすぐに自分の母親の話を始めました。
「私の母親はひどいアルコール依存症でした……」
お酒臭く、いつも怒っていたM美さんのお母さん。
M美さんが生まれる前に離婚して、そこからお酒に依存するようになりました……。
M美さんは母との古い思い出を語り始めました。
M美さんが3歳ごろのこと。
「ほら、持ってきてやったぞ」
大きな段ボール箱をお母さんに渡されたM美さん。
何が入っているか聞くと……
「は? 何がある? じゃなくて、お前がそこに入るんだよ」
M美さんはお母さんに無理矢理ダンボール箱へ入れられました。
「そこから出てくるな! 泣くな! ふたを閉めるぞ!」
M美さんにひどい仕打ちをする一方、お母さんにそっくりなお兄さんはとてもかわいがられていました。
泣くと殴られることがわかっていたM美さんは、無理矢理良い方向に考えて、辛くても悲しくても我慢するようになっていました……。
小学生のころは毎日殴られて、アザだらけだったM美さん。
そのアザを隠すため、夏でも長袖を着ていました。
3年生くらいになると、髪はボサボサで服も毎日同じだったため、いじめられるように……。
でも、それ以上にM美さんにとって深刻だったのが、空腹でした……。
今までずっと避けていた母親のことを打ち明け始めたM美さん。アルコール依存の母親から虐待と兄弟差別を受け、さらに日々空腹で貧しい家庭環境で育った様子……。M美さんが“うちはちょっと特殊”と言っていたのは、このことだったようです。自分の過去(母親)と向き合うのは辛いかもしれませんが、M美さんが変わるきっかけになると良いですね。