「娘ちゃんに会うのが怖い」と不安になるM美さん。さらにM美さんは自分が犯した過去の過ちに気づき、後悔したものの、それすら一歩前進だとパパに励ましてもらいました。
さらにパパは、M美さんは“ただの依存症”ではないと説明し始め……!?
夫が語る、妻の依存症とは…
※C群とは、パーソナリティ障害の分類の1つ”クラスターC群”のこと。クラスターC群は、不安で内向的な症状があり、依存性・脅迫性・回避性パーソナリティ障害が含まれています。
「ただの依存じゃないってどういう意味なの!? 教えて……!」
「SNS依存症と依存性パーソナリティ障害」
パパは1冊のノートを取り出しました。
パーソナリティ障害がわからないM美さんが戸惑っていると……
「パーソナリティ障害の方は、他者と健全な人間関係を構築するのは苦手なことが多いです」
「C群・依存性だと、例えば、自分で何も判断できなかったり、他人の意見に依存してしまうことなどが症状に挙げられます」
毒親マンガの作者の説明を聞き、M美さんは離婚を自分で決められなかったことや、インフルエンサーの意見をすべて取り入れていたことを思い出しました。
「これ、俺なりにまとめたんだけど、目を通してみてくれないかな」
そう言ってパパがパーソナリティ障害についてまとめてくれたノートを渡してくれました。
「自分の行動を決められない……他者に指示や助言を過度に求めてしまう……これは全部、私の事だ」
「そう。それにSNSへの依存……つまりM美は二重の意味で依存症になってしまったんじゃないかな」
自分がどんな状況に陥っているか、ようやく理解できたM美さん。
「これが良くなるかどうかわからないけど……気づけた今、治す努力をしたい!」
ついにM美さんから治したいという言葉が出ました。
すると、パパからM美さんとパパが出会ったときのことを聞かれ、M美さんは中学を卒業するころのことを語り始めました。
家に帰りたくなかったM美さんは、高校へは行かず、寮付きの就職先を先生から斡旋してもらうことに。
中学卒業後、就職してからは力仕事でも何でも一生懸命働いていたのですが……?
ついに嘘ではなく初めて、M美さんから“SNS依存を治す努力をしたい”と前向きな発言が出ました。今までは異常だと指摘されると敵意むき出しで怒っていたので、信じられないほどの変わりようです。SNSアカウントは停止された状態なので、そのまま離れられると良いですね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。