ジュースのおいしさに目覚めた子どもたち
わが家では子どもたちが歯磨きをとても嫌がるため磨き残しが多く、虫歯対策としてジュースを飲ませないようにしてきました。しかしある日、実家の母から大量のジュースが送られてきて、子どもたちが飲んでしまいました。
あまりのおいしさに毎日「ジュース、ジュース」と起きたらジュース、保育園から帰ったらジュースと猛烈におねだり。当時子どもたちはまだ長男が3歳と次男が1歳。コップで飲むものの、ちょっと目を離すとすぐにこぼします。甘い果汁で床はベトベトになり、私は毎回掃除するのが大変でした。
旅行前に放っておいた飲み残しのジュース
ある週末、車で旅行に出かけることになりました。私はひと足先に車へ乗り込み、荷物の整理をして夫と息子たちを待っていました。すると、乗り込んできた息子たちの胸がビショビショに濡れていたのです。夫に聞くと、息子たちが「ジュース、ジュース」とうるさかったので飲ませたとのこと。
やはり子どもたちはこぼしたようです。私が「ちゃんと掃除した?」と聞くと、「ああ、したよ。大変だった」と夫は機嫌悪そうに返してきました。部屋の汚れが不安でしたが、それ以上聞けず、あきらめることにしました。しかし、その後とんでもない事態が待ち受けていたのです。
帰宅後の大惨事、アリの集団の原因は?
旅行から帰宅すると、マンションの通路にアリの行列が! アリは階段に続いていました。足早にわが家に向かうと、わが家のドアの下にアリの集団。恐る恐るドアを開けると、玄関から廊下、ダイニング、キッチンにアリがいたのです!! 急いで私は夫を呼んでアリ退治をしました。
子どもたちは異常事態に驚いて立ち尽くしていました。私は泣きながら何百匹のアリを雑巾で拭き取るはめになりました。アリは食事机の下に広がる液体に集中しており、そばに転がった缶を見て私は叫びました。「ジュース〜〜!!」
旅行後の疲れと、子どもたちの前で大量にアリを殺してしまった精神的な疲労があって、その日はヘトヘトでした。子どもたちはアリがショックだったのか、その後、ジュースを飲まなくなったので、遊びに来たお友だちに全部あげてしまいました。そして私は、アリがまた来るのではないかと、しばらくは玄関を見るたびにアリのチェックをしていました。飲み残しには心底気をつけようと思った出来事でした。
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監修/助産師 松田玲子
著者:巳村 糸
9歳、6歳、1歳の子どもを持つアラフォーママ。子育てを両親に頼っていたが、コロナ禍で突然孤独なワンオペが始まる。趣味は断捨離。産休中に収納アドバイザー2級を取得。