主人公の息子が通う小学校では、毎年「学習発表会」という行事があります。内容は学年によって変わり、1年生は音楽劇。ただ、お便りを見ると観覧は「1家庭2人まで」という記載がありました。パパに仕事の都合を聞くと、その日はちょうど休みとのこと。ですが、お便りを読むと「母さんはどうするの?」と開口一番に義母の心配。発表会があることを話してしまったようなのです……。
あきらめない義母


“私だって意地悪で言っているわけじゃない。来てもらえたらうれしいし、ありがたい。
でも、うちだけ特別っていうわけにはいかないし、子どもの行事は夫婦で見に行きたい!”
「お義母さんにはうまく説明して」とパパにお願いしました。
すると後日、家に義母が訪れて……。

「何とかして見に行けないかしら?」と言う義母……。
“夫よ、どう説明したんだ?”と怒りが込み上げてきます。


パパは義実家にちょくちょく1人で遊びに行くので、そのときに発表会の話をしたそう。
ですが、その話というのが……。


……みたいな話の流れだったらしく。

「息子が発表会の練習を頑張っているんだ〜」と義母の期待を高めておいて、
「でも、観覧は2人までなんだって。俺は気にしないんだけど、嫁がさ〜……」と話してきたとのこと。そして、どうしても発表会を見たい義母が「私が今度話に行くわ!」と決意するのでした。
◇ ◇ ◇
「1人くらい大丈夫じゃない?」と義母は軽く考えているようですが、学校のルールに例外はありません。それをきちんと伝えず、「俺は気にしない」「嫁が言っていて」と軽く受け流したり、妻のせいにする夫の態度は問題ではないでしょうか? 伝え方ひとつで、関係がこじれることもあります。
思いやりのある言葉を選ぶことが、平和な家庭の第一歩かもしれませんね。
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あべかわ