自分から主張しない夫
夫はかなり物静かで寡黙であり、自分から話をしたり、意見を主張することはあまりありません。一方の私も、実はあまり人とのコミュニケーションは得意なほうではなく……。お互いがコミュ障ということで意気投合している部分もあります。
付き合ったばかりのころは、今以上に夫が何を考えているかわからなかったため、私のほうから「今はこういう気持ち?」「これが気に入らないの?」などと質問を繰り返すことで、ようやく意思疎通ができるほどでした。
話し合いが進まずにイライラ
現在、夫は、以前よりも自分の意見を伝えてくれるようになりました。しかしそれでも、夫が自分の意見を整理して口に出すまでには、かなり時間がかかります。そのため、喧嘩をするといつも私が一方的にまくし立て、しばらく待ってから夫が発言し、それにすぐさま私が言い返して、またしばらく夫が話し出すのを待つ、といった流れになります。
私はただでさえ感情的になっているのに、すぐに返事をしてくれない夫に対し、さらにイライラを募らせることも少なくありませんでした。
喧嘩中、夫が意外な行動に!
そんなある日、夫と私は喧嘩をしてしまい、一旦家の中でお互いに距離を取ろうということに。少しの時間、お互いの姿が見えないように過ごしていました。その間に夫は自分の意見をまとめ、なぜ自分が怒っているのかを詳細に書いて、私にLINEで送ってきたのです!
それを見た私は自分の考えを返信し、それに夫が返信するといった形で会話を続けると、お互いの気持ちがしっかりと理解でき、いつもよりスムーズに仲直りすることができました。
私たちにLINEはぴったりかも?
LINEを使って話し合うことは、対面での話し合いがいつもうまくいかない私たち夫婦にとって、画期的な解決策でした。
夫は、文章にすることで自分がどう思っているかを伝えやすくなったようです。私としても、LINEでの話し合いにはメリットがあると感じました。対面での話し合いだと、夫が発言するまで私は待たなければなりませんが、LINEを使う場合は、夫が返信するまでの時間を自由に過ごせます。そのため、夫の返信を待っている間、私は無駄にイライラしなくて済むのです。
また、私も自分の考えを頭でまとめてから文章として打ち込むため、感情的にならずに冷静に話し合えるようになりました。
現在、我が家では、喧嘩をしたときは一旦距離をおいてLINEで会話するようになりました。以前よりも仲直りしやすくなったことから、「コミュ障は、会話よりも文章のほうがうまく気持ちを伝えられるのかもしれない」と感じた出来事でした。
著者/百田
イラスト/かたくりこ
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