「好きですよ。実は今日、結婚を前提に交際を申し込むつもりでした」と、会社の人たちの前で堂々と言うパパ。
突然のことに驚くM美さんでしたが、周りのフォローもあって、社員全員の前で交際がスタートする形になりました。公認の仲になった2人は結婚し、現在に至るのですが……?
娘のために頑張る、と誓うママは…
「あのとき言った言葉は今でもそう思ってる。“学歴や出自で人の価値が決まらない”って……SNSのフォロワー数だって同じだよ。そんなので人間の値打ちは測れない」
「そ、そうね、そうだわ。フォロワー数で人の価値を決めるなんて……馬鹿らしい考えだった……」
パパに同席のもとおこなわれた、M美さんと毒親マンガの作者の電話が終わりました。
「M美さん、焦らないで大丈夫ですよ。こうやって何らかの形で“気づき”を得られただけでも大進歩です! のんびりゆっくり休憩しながらいきましょうね」
「……はい。娘のためにも頑張ります!」
毒親マンガの作者に決意表明をしたM美さん。
「じゃぁおれも一旦職場に寄ってから帰るね。あんまり思いつめないでゆっくりしなよ」
「うん……あの……もし私の精神状態が良くなったら……また娘ちゃんと会える機会を作ってもらってもいいかな?」
別居してから初めて“娘ちゃんに会いたい意思”を見せるM美さんでしたが……?
パパが出会ったころの話を持ち出したのは、“学歴などで人の価値は決まらない”という考えは昔と変わらないと伝えたかったからでした。M美さんはフォロワーが増えたことがきっかけで友だちと疎遠になったり、見ず知らずの人に「フォロワー少ないでしょ」とマウントをとった過去を振り返り、反省しています。さらに初めて“娘ちゃんのために頑張る”や会いたいという意思も芽生えた様子。この気持ちを忘れずに頑張ってほしいですね。