「じゃ、やってみな！」ギリギリ派vs前もって派。ゴミの出し方で口論になり…

 

私が住むマンションはゴミ出しの時間が前日の夕方から当日朝8時まで。ただ、わが家は夫婦共に在宅勤務のため、朝、仕事に出掛けるついでにゴミを出すのではなく、ゴミを出すためにわざわざ家を出ないといけません。

 

そんな状況の中、私は朝が弱く、寝坊してしまったり、バタバタしてゴミを出し損ねてしまうことが怖いので夜のうちにゴミを出したいと考えています。実際、夜寝る前にゴミを出しに行っていました。

 

しかし、夫は夜中に出たゴミもすべて捨てたいという理由から朝にゴミ出しをしたいと考えているようで、私がゴミ出しに行こうとすると「明日の朝、僕がゴミを捨てに行くからゴミ出しに行かなくて良いよ」と言います。

 

寝坊してゴミを出せなかったらどうしようと、心配から私は素直に夫の言うことが聞けず、ゴミ出しの夜は毎回軽い口論になっていました。

 

ゴミ出し前日の夜、私がゴミをまとめていると「夜中や朝にゴミが出るかもしれないし、僕が明日の朝ゴミ出しに行くから置いといてよ」と夫が言ってきました。「そんなに言うならやってみたら？」と思って、私は夫にゴミ出しを任せることにしました。

 

ゴミ出しの担当が夫になり、しばらく経ったころでした。朝起きると夫がすごく落ち込み、謝ってきたのです。話を聞いてみると、「始業時間ぎりぎりに起きちゃって、焦ってたら、ゴミ出しを忘れてしまっていた」とのこと。

 

私も夫を信じて頼り切っていたので責められませんが、その週はゴミ出しが1回できなかったことでゴミが溜まってしまい、置き場に困りました。

朝、バタバタしたことでゴミ出しを忘れてしまったことでゴミが溜まってしまったわが家。次のゴミ出しの日に無事ゴミを捨てることができましたが、夫はかなり反省したようで、その次からはゴミを夜に出すようになりました。

 

また、相変わらず特にゴミ出しはどちらの担当！と決めていませんが、積極的に夫が夜にゴミ出しをしてくれています。

 

 

私は夫の意見を聞き入れ、夫が自ら失敗したことで変わってくれました。もし私が夫にゴミ出しを任せることなく、夜にゴミを出したほうが安心と言い続けても夫は理解してくれなかったと思います。

 

この経験から、お互いの意見を主張するだけでなく、実際に行動して失敗から理解を得られることもあるのだと気付きました。

 

著者／やん子
イラスト／sawawa