2階で二人きりで話すことに。
「遠回しに言うの嫌だからはっきり言うね。今回はそっちの事情を汲んでこの家に帰ってきてもいいって言ったんだけど……こうやって帰ってくるのは、これっきりにしてほしいの」
義姉の発言にママは……!?
里帰りを断る義姉の理由とは…
「別に……愛菜ちゃんが嫌いってわけでもないし、菜々子(ママ)さんが嫌いなわけでもないんだけどさ……」
義姉は里帰りを断っていた理由を話し始めました。
受験を控える子どもがいて、大事な時期だから赤ちゃんの夜泣きで生活リズム崩されたくないこと。
家のことは自分(義姉)がほとんどしているため、これ以上は面倒みきれないこと。
実母は足が悪く、実父は仕事があり、頼りの譲さん(実兄)も仕事が忙しい……。
お兄さんも、お母さんも、アカネさん(義姉)は大丈夫と言っていたのに、実情は異なりました。
「菜々子さんの部屋だったとこもうちの子たちが使ってるから、お父さんと一緒の部屋で授乳とかいろいろ大変でしょ? きつい方して申し訳ないんだけど……たまの日帰りとかならいいけど、泊まりはちょっと……」
「こっちにはこっちの生活があるから……ねっ、分かってくれる?」
疲れた顔をした義姉がそう語りかけて……?
次回、「すみませんでした……」ママが謝ると義姉はさらに語り始め……!?