かわいいうさぎの3人家族のぬいぐるみを見つけ、プレゼント用の購入しました。車へ乗り込むと、今までM美さんへ無神経なことをしていたかもしれないと過去を思い出すパパ。付き合ったころ、幼少期の話をすると「いい思い出がないから、あんまり思い出したくない」とM美さんは暗い顔で答えて……?
義実家へのあいさつでも、過去を伏せ…
「そ、そんなに話したくないの? じゃあ今度気が向いたときにでも聞かせてね……?」
実家とよほど不仲……? それとも学校でいじめにでも遭っていたのかな……と、深掘りしなかったパパ。
さらに、M美さんが義実家へ結婚の挨拶に行ったときもそうでした。
パパに紹介してもらったM美さんは、
「実は私は事情があって、実家と連絡をとっていません……! 通信制高校を卒業して、ずっとひとりで生きてきました。そんな私がT男さんと釣り合うのか……という意見も正直ありました。もし私との結婚がダメなら、遠慮なくおっしゃってください」
過去を伏せつつ、あいさつしました。
しかし義母は、
「そんなこと気にする必要、まったくないのよ。人間の価値は学歴や出自で決まらないとT男にも教えてきたわ。M美さんも胸を張って生きて」
励ます言葉をかけ、そんなM美さんを受け入れました。
2人のやりとりを見て、うまくやっていけそうだと思っていたT男さんでしたが……?
パパの目には“うまくやっていけそう”と映っていますが、娘ちゃんを義実家へ預けてビデオ電話した際、幸せそうな義実家を見るとM美さんは自分の実家を思い出し、惨めな気持ちになっていました。虐待を受けていた過去を知らないので無理もないのですが……M美さんはこのときから義実家に行ったり、やりとりしたりするのはつらかったのかもしれませんね。