夫との会話にストレスを感じる理由は?
結婚して一緒に住むようになってから、夫との会話にストレスを感じることが増えた私。なぜストレスを感じてしまうのか、私は夫との会話をよくよく思い出してみました。
すると、私はあることに気がつきました。夫は、会話をするたびに「あれ」「これ」などの指示語を頻繁に使い、目的語や主語が欠落した言い方をするのです。「あれ」「これ」といった曖昧な表現では、夫の言いたいことを明確に理解できません。そのため、私は「〇〇ってこと?」と、夫の発言の意図を汲み取って何度も聞き返さなくてはいけないこともしばしば。
私が夫との会話にストレスを感じる原因は、「夫の言いたいことがわからず、何度も聞き返すのが面倒」なことだったのです。
私がとった対応策は…?
そこで、私は「意味がわかるときでもあえて聞き返す」という対応策をとることにしました。
具体的に言うと、夫が「あれ、とって」と言ったときに、「あれ」が何を指しているのかわかるときもわからないときも、「あれって何?」と、夫が具体的なものの名前を言うように、しつこく聞き返したのです。
私が毎回聞き返すようにした結果、夫は、少しずつ自分の言い方を変えるようになりました。以前に比べると、夫が指示語を使うことは少し減り、具体的なものの名前や文で伝えてくれるようになったのです。
言い方を変えてくれたことで、私も夫の言おうとする意味がすぐにわかるようになり、聞き返すストレスが激減しました。
ストレスが減ったことで会話も増えた
聞き返す手間やストレスが激減したので、私は積極的に次の質問をしたり、夫の意見に共感や同意をしたりする心の余裕が生まれ、会話が広がるようになりました。私だけでなく、夫も「自分の言いたいことが相手にきちんと伝わっている」と実感できるようになったことで、お互いにストレスフリーで会話を楽しめるように。
私は、夫に何度も何度も粘り強く聞き返して、本当によかったと思いました。
現在、私は夫との会話でストレスを感じることがかなり減り、子どものことやお互いに将来やりたいと思っていることなど、深い話もできるようになりました。
会話では相手の立場になって伝えることが大切なのだと、感じた出来事でした。私自身も「あれ」「これ」などの曖昧な表現を使いそうになるときもありますが、今後は夫とともに注意し、相手に伝わりやすい言葉を選んで使っていきたいなと思います。
著者/nanoka22
作画/村澤綾香
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