日本から台湾へ嫁ぎ、ルイスさんとの台湾での新生活が始まったみみさん。しかし、カルチャーショックが大きく、毎日の生活がとてもつらくて……。そんなとき、大切な故郷について、義母に心無い言葉で傷つけられ、最終的にとどまったものの、一時は命を断とうとすらしたほど精神的に追い詰められました。そんなとき、姪に「中国語、しゃべって」と言われたことで、みみさんはハッとし、中国語を猛勉強。すると、異国での生活に光が差し始めて――。
猛勉強して、ある程度、中国語で日常会話ができるようになったみみさん。間違ったって中国語で話してみる、自分でやってみる、そういうことを繰り返していくうちに、みみさんは同時に強くなっていきました。そして、以前みみさんの故郷である福島のことを「放射能が心配だから、子どもが生まれても連れて帰らないで」と言った義母に、意を決して「子どもができても福島に帰りますから」と伝えます。すると義母は、あっさり「いいんじゃない?」とひと言。精神的に追い詰められるところまでいった義母のひと言を、義母はすっかり忘れていた様子でした。こうして言葉というコミュニケーションツールを得たみみさんは、疎外感もなく、台湾の家族の中で心から笑えるようになっていったのでした。
自分にとってはショックなひと言だったのに、言った本人はそんなに強い思いがあったわけではなく、それどころかすっかり忘れている……。意外とあることなのかもしれませんね。当時大きなショックを受けたみみさんですが、自分のことを心から心配し愛してくれる義母の様子に、今では和解できているようです。
みみママさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。
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