※マスクをしている場面でもマスクは省略しています。
※手術、流産を含むお話です。つらい気持ちになられる方は閲覧にご注意ください。
妊娠検査薬で陽性反応が出たペンコさん。赤ちゃんが確認できるであろう妊娠6週目あたりに産婦人科を受診しましたが、子宮内を映すモニターには何も映らず、「排卵日がズレた」「流産」「異所性妊娠(=子宮外妊娠)」という3つの可能性を告げられました。そして迎えた次の受診でもモニターには何も映らず、医師には異所性妊娠の可能性が高いことを告げられ、すぐに大病院へ搬送⇒手術に。しかし、術後の検査で「子宮外妊娠ではなく、卵巣にあったのは腫瘍だった」とわかったのです。入院4日で退院となりましたが、退院後の検査で医師にはある病の可能性を告げられ――。
「胞状奇胎」って言葉は、私はこのとき初耳で(家族親戚も知らなかった)。
このときは、ショックというか「ホウジョウキタイとはなんぞや!?」と知ることに精一杯だったのですが、病院の帰り道に調べて出てきた内容にびっくりしました。
胞状奇胎は痛みが出ることもあるみたいなのですが、私は最初の手術のときから痛みは本当にありませんでした(ありがたいことだ……)。
検査の結果、ペンコさんは「胞状奇胎」である可能性が高くなってきました。胞状奇胎という言葉すら知らなかったペンコさんに先生は説明をしてくれ、最後に「確定したらもっと大きな病院へ行ってもらうことになる」とひと言。1週間後に受診の予約を入れ、病院をあとにしました。そして「胞状奇胎」について、自分でも調べてみようとネットで検索したところ、ペンコさんはある衝撃的な2つの事柄を知ることになるのです。
妊娠したと喜んでいたのに、受診したら異所性妊娠かもしれないと言われ、さらに異所性妊娠ではなく腫瘍だった。そして、胞状奇胎という病気である可能性も高くなってきて……と、短い期間にさまざまな診断をされたペンコさん。病気も大変だったと思いますが、心もきっとおつらかったですね。
※この漫画は実話に基づいた体験談であり、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※異所性妊娠(子宮外妊娠)とは:受精卵が子宮内膜以外の場所に着床することを「異所性妊娠」と言います。異所性妊娠では、受精卵が卵管に着床するケースがほとんどで、卵管自体が破裂してしまうことがあります。卵管破裂になると大出血が起こり、激痛に襲われ、緊急の手術が必要です。異所性妊娠は、最初のうちは正常妊娠と変わりなく経過するため、自分ではなかなか異常に気付きませんし、妊娠検査薬でも正常妊娠と変わらない反応が出ます。そのため、妊娠に気づいたら早めに産婦人科を受診し、子宮の中に胎嚢があるかを確認することが必要です。
監修/助産師 REIKO
ペンコさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。
ぜひチェックしてみてくださいね!
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!