常に切らしてはいけない味噌汁
わが家では私も夫も日々の食生活には気をつかっています。腸に良いものや食物繊維、高たんぱくな食生活を心がけていて、夫には「メインのおかずはなくてもいいから、せめて玄米、味噌汁、納豆は切らさずにいて」と口うるさく言われています。
ある日、味噌汁が切れてしまったときがありました。夕食のときに食べ終わってしまったのですが、その日は朝から出かけて動きまわっていたので、私はそこから味噌汁を作るのがとても面倒でした。
しかし「味噌汁、作っておいたほうがいいよね?」と私から確認したら「もちろん、作っておいてほしい」と言われるに違いないと思ったので、作るのが面倒だった私は次の日の朝に作ろうと思いあえて聞かずにいました。
結局、面倒でも味噌汁は作るハメに
私は味噌汁がきれていることに夫が気付かないといいな、と思って言わずにいたのですが、やはり夫は気付いてしまったのです。「なんであれほど言っているのに味噌汁を作っていないんだ!」とイライラ。
私は「今日は疲れているから作りたくない、明日の朝に作る気でいた」と言い訳をしましたが、「手の込んだ料理は作らなくていいと言ってるんだから、せめて味噌汁くらいしっかり作っとけよ」とさらに怒りを買うことになってしまいました。
その日は結局お互いにイライラした空気でどちらも譲れない雰囲気でした。ただ、味噌汁が切れたのにそのことを隠してやり過ごそうとしていた自分が悪いと思った私は、嫌々ながらも仕方なく味噌汁を作って寝ることにしました。夫は当然のように納得して寝たようです。
夫が「味噌汁は欠かさず」という理由
私としては「味噌汁くらい」といっても材料を切る、ダシをとる、味噌をとく、片付けや洗い物をするなどの手間はあるので面倒なときも多々あります。
夫は料理にこだわりはないし、料理はしなくても良いと言ってくれています。それは「まだ子どもたちも小さいし家事育児もあるので、毎日の献立や調理に手間がかかりストレスになるなら、手抜き料理でも毎日楽しく笑っていてくれたほうが良い」という理由です。
だからこそ余計に食事に関しては多くを求めていないからせめて味噌汁くらいは欠かさず作っておいてほしい、というのです。
私が疲れて余裕がないときに、「味噌汁くらい」と言われたことに腹が立ってしまい、揉め事に発展したわが家の「味噌汁事件」。冷静に考えると、味にうるさい夫ではないので味噌汁くらいなら面倒でも毎日作っておくべきだなと反省しています。普段から「家事や育児をいつもありがとう」と労ってくれている夫なので、私も味噌汁くらいは作ろうかなとは思っています。
著者/sugar111 佐藤 幸代
イラスト/マメ美
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