毎月、その日がくるのが怖かった
私は市販の鎮痛薬が効かないくらい生理が重く、生理になると前かがみ姿勢にしかなれず、毎月男性の上司に「生理なので少し横になりたいです」と訴えて別室で休ませてもらうほどでした。
極度の冷え性でもあり、夏でもカイロを常備。その痛みはまるで出しても出しても治らない下痢の痛みに似ていて、腰に砂袋をつけているような「おもだるい」ような感覚もありました。
女性医師のいるクリニックを選択
そんな私でしたが、あまりにも毎月がつらく、勇気を出して婦人科を受診することにしました。男性の医師に診てもらうことには抵抗があったので、女性の医師がいるクリニックを受診。
どきどきしながら、パカっと開脚する診察用の椅子に腰掛け内診に……。器具を入れる際に「おうふ」と声が出そうになりながらも深呼吸でなんとか乗り切りました。
出合ったのは…
特に異常は見つからず、医師からは当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)という漢方薬を処方してもらい、様子を見ることに。しかし、服用してみても悩みが改善されることはなく、私にはまったく効果がありませんでした。私としても、独特の風味が苦手でオブラートにくるまないと飲めないくらいほどでした。
次に受診した際に、医師にそのことを伝えると「今度は低用量ピルを使ってみましょう」と処方されました。毎日同じ時間に1錠ずつ服用し、飲み忘れたら次の日の同じ時間に2錠飲む。3週間続けたら休薬期間があり、あとはまた次の週から新しいシートを飲み始めるというものです。出費は毎月3,000円ほどで済みました。
実際に服用してみると……私の場合は副作用もなく、休薬期間中に「軽い日用、羽なしのナプキン」で済むくらいの少量の経血が2日ほどある程度で、生理痛も、腰の「おもだるさ」もびっくりするくらい改善。生理自体がものすごく軽くなったのです!
ピルを服用することになって以降は、快適で建設的な毎日を過ごすことができています。
私の場合、低用量ピルが合っていて、経血量や痛みの面からのストレスから解放され、毎月の生理がまったく怖くなくなりました。あのとき、病院を受診してよかったと心から思っています。毎月のストレスを軽減して我慢しない、生理の日も素敵ライフを送りたいものです。
著者/鈴木 まこと
監修/助産師 REIKO
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!