M美さんは自宅へ、義父母はホテルに泊まることに。すると、「会うのが怖い」と言っていた娘ちゃんを連れて帰る申し出を義両親にしたM美さん。娘ちゃんの寝顔を見ながら成長をそばで見守れなかったことを謝り、M美さんは寝落ちしてしまい……?
「戻ってきて!」妻の声で目をさますと…
「何だここは……何も見えないぞ。誰か……誰か……」
真っ暗な闇のなかをさまようパパ。
すると誰かがパパを呼ぶ声が……
「M美の声か!? おーい! M美! どこだー! 何も見えないぞー!」
M美さんが一生懸命娘ちゃんの絵を見せて近くにいることを伝えているのですが、パパには聞こえません。
すると……
「戻ってきて!」
頭に響くほどのM美さんの大きな声が聞こえました。
その大きな声がきっかけでパパは意識を取り戻し、目を覚ましました。
目に映るのは知らない天井。
病院のスタッフが、パパが目を覚ましたことに気づき、パパがいるのは病院だと教えてくれました。
病院にいることに驚くパパ。
喉が渇いて水が欲しいのに声がうまく声が出せません。
それに気づいた病院のスタッフは、
「あ、水ですか? すみません、今はまだ飲めないんですよ。すぐドクター呼びますね」
と言って医師を呼んできました。
「意識が戻られましたか! よかったです! ご家族に連絡しておきますね!」
ドクター……? 家族に連絡……? どういうことだ……。
未だ状況を理解できず、混乱しているパパ。
体が重くて動かず、眠くなって再び寝てしまいました。
一方、パパが目覚めたことを知らない義母は、どうにか助かるように祈りを捧げていました。
すると病院から電話が……。
こんな朝早くに電話だなんて……悪い知らせなの!?
「もしもし……はい! ……はい! 本当ですか!」
義母の声に義父も驚き……!?
M美さんの声のおかげで真っ暗闇の世界を抜け出し、パパは目を覚ましました。しかし、事故に遭ったことを忘れてしまったのか、病院にいることなどを理解できていない様子。これからどうなるかはわかりませんが、とりあえず一命を取り止めたようでホッとしましたね。