退職金でスポーツカーを購入した義父
私の義父は28年間勤めあげた会社をこの春に退職。若かったころは、海外へ単身赴任をしたり、夜遅くまで職場にいたりと相当仕事に力を入れていたようです。
子育ても終わり、老後の資金も目途がついたといって、義父は趣味用のキャンピングカーを購入。さらに、退職金でスポーツカーを買うなど、定年後の悠々自適な生活を送っていました。
一方の私たち夫婦は、都心で暮らすうちはカーシェアやレンタルで十分と考え、車の購入意欲はゼロ。夫の考えと、義父との考えに違いを感じていました。
夫はマニュアル免許の取得を検討するも…
先日、義実家におじゃました際にもその考えの違いを感じることがありました。、夫の転職とそれにともない、3週間ほど有給消化することを伝えると、義父からは、その休みをAT限定解除の講習をうけるために使ったらどうかという一言が……。
どうやら義父は、自分が買ったスポーツカーの乗り心地を夫にも味わってほしいようなのです。しかし、私たち夫婦の運転免許はAT限定なので、せっかく休みがあるなら、限定解除の講習を受けたらどうだ、スポーツカーはいいぞ、とうれしそうに語ってきました。
スポーツカーに乗る夢は白紙に
家に帰り、AT限定解除の講習について調べた夫は、最寄りの教習所で7万円ほど、4時間ほど教習を受ければ良いと知ったようです。
さすがに自分たちでスポーツカーを買うことはないだろうと思いましたが、義父のすすめもあり「もし夫がAT限定を解除できたらスポーツカーに乗れるかもしれない!」と夢見た私は、夫に取得の意向を聞くことにしました。
すると夫は「受ける気持ちないよ。どうせそんなに運転する回数も多くないし。それに別にスポーツカーなんて運転したいわけじゃないし」とバッサリ。
夫は、スポーツカーに対して、わくわくした気持ちを一切もっていないようでした。結局「俺はAT限定解除講習は受けない」と義父にも伝えたようで、私のスポーツカーに乗る夢は白紙になりました。
どうやら、義母はそんな夫の性格を良く理解していて「あの子は乗らないと思ってた」と後で話をしていたそうです。
親の教育方針や考え方は一定子どもへの影響があると思いますが、どうやら義父の車好きは夫には影響を与えていないようです。私も、自分が運転する意欲はないので、今度義父に頼んで乗せてもらおうかと思っています。
また、キャンピングカーはAT限定免許でも乗れるようで、ぜひ活用してほしい義父は「じゃあキャンピングカーを貸すよ!」と意気揚々。義父の気持ちも鑑みて、夏に近場のキャンプでお借りしようかなと思っています。義実家との関係が良好なのは幸せなことなので、夫と義父の考えの違いに挟まれながらもいい関係を築いていきたいです。
著者/mgmg
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