2人目も同じ病院に通うつもりが
私は、不妊治療を受け第1子を出産しました。そのため、2人目を考えたときは再度同じ病院に通うことを検討したのです。しかし、私が以前通っていた病院は、子どもを連れての通院が不可になっていました。
不妊治療を受けている人にはさまざまな事情があり、子どもと一緒に通院できない理由は理解できますが、子どもの預け先がない私は困ってしまいました。
転院するか、治療を断念するか…
不妊治療の病院についてネットで調べていると、子どもと一緒に通院できる病院を見つけました。しかし、その病院は家から遠く、通院に2時間ほどかかってしまいます。通っていた病院が子どもと一緒に通院できないことを受けて、私たち夫婦は2人目について話し合いました。
そこで、遠くの病院でも転院して2人目の不妊治療をすすめるのか、費用や通院の負担を考えて1人目が幼稚園や小学校に入り、時間ができるまで待つのかの選択をすることになったのです。
今じゃなくて将来を考えたら答えが見えた
転院し2人目に向け治療を受けるか、まとまった時間が取れるまで治療を断念するのか悩んでしまった私たち夫婦は、今ではなく将来を考えてみることにしました。
できるだけ早く子育てを終えて仕事に復帰したい! 夫が若く元気で働ける間に教育資金を貯めておきたい!と人生プランについて考えたら、私も夫も「早く2人目を授かりたい」という気持ちであることに気が付きました。
しっかり考えたからこそ納得できた
子ども連れOKの病院に行くと、初診になるため検査を受け直す必要がありました。もちろん、通院には時間もお金もかかります。
しかし、後悔はしていません。子どもの預け先はないけれど、早く不妊治療を進めたい私たち夫婦にとっては必要な時間と費用です。納得して夫婦で2人目治療に進めたのは、今後について何度も話し合い考えることができたからだと思います。
「通院に時間とお金がかかっても良いから、早く2人目の子どもを授かりたい!」と、私と夫の気持ちが一致していたため、私たち夫婦は子ども連れOKの病院に転院して不妊治療を受けることになりました。以前通っていた病院が子どもと一緒に通院できなかったことが、2人目の治療を受けるかどうかを夫婦で再度考えるきっかけになったのです。私たち夫婦は考え、納得して選択できたと思っています。
監修/助産師 REIKO
著者:鮫島彩美
0歳の男の子のママ。2年の不妊治療経験があり、念願の子育てを満喫中です。妊娠を機に仕事を退職したことでお金や保険に興味を持ち、現在はファイナンシャルプランナーの資格取得を目指しています。