薬に頼りたくない!
生理のときに、「生理痛で……」という話をすると、周囲の人から「薬あげようか?」とよく言われます。“生理痛=痛み止め”というのは一般的に浸透していると思うのですが、なぜか私は痛み止めを飲むことに抵抗がありました。
私の場合、生理痛があるのは、だいたい生理の1日目か2日目。痛みがあるものの、薬を飲むほどでもないかな……と思いながら過ごしているうちに気づけば良くなっている、というのがいつものパターンでした。
いつもより強い痛みにダウン
あるとき、いつもより生理痛がつらいときがありました。痛みを5段階で1(弱)から5(強)として表したとき、いつもの生理痛が3か4としたら、そのときは5の痛みでした。
運の悪いことに、その日は仕事が忙しく、痛みを我慢しながら働くのは限界がありました。仕事どころか、今すぐにでも横になりたい気持ち。しかしそうもいかないため、さすがに痛み止めを飲もうと思ったのです。
普段飲まないので自分では常備していなかったので、同僚数人に痛み止めを持っていないか声を掛けてみると、市販の鎮痛薬を持っている人がいたので、薬をもらいました。
薬ってこんなに効くんだ…
薬を飲んで少しすると、痛みが和らいできたのを感じました。さらに時間が経つと、あんなに痛かったのが嘘のように、痛みがラクになっていました。
まったくなくなったわけではないのですが、下腹部に違和感を覚える程度で、痛みというほどではありません。こんなにラクになるなら、どうして今まで我慢していたんだろう……と思うほど、薬の効果を実感。“生理痛=痛み止め”というイメージが浸透していることにも納得しました。
市販の鎮痛薬を敬遠していたことに、特に理由があったわけではありません。「食わず嫌い」ならぬ「飲まず嫌い」のようなものだったので、痛み止め薬で生理痛ってこんなにラクになるんだ!と感じ、驚きました。それからは、生理痛のあるときは我慢せずに、薬を飲むようにしています。痛みがひどくなるようなら受診も考えつつ、毎月のことなので、無理はしないで過ごそうと思うようになりました。
著者/うみの るな
監修/助産師 REIKO
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