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「もしかしてハロウィン生まれ?」破水したとき、街は人で溢れお祭り騒ぎで…一体どうなる!?

私は小学生の娘と幼稚園児の息子の母です。わが家は都内の大きなターミナル駅の近くにあり、息子を自宅近くの病院で出産しました。息子が生まれたのは、あるイベントの翌日。今でもその時期が近づくと、イベントのお祭り騒ぎとはまた別の、懐かしい感情が湧き起こります。イベントと出産が重なったハラハラドキドキの体験談をお伝えします。

出産予定日から半月ほど前のある日

息子の出産予定日の半月ほど前のある日、その日はハロウィンだったので、私は朝から娘を仮装させ、子ども用のハロウィンのイベントに連れて行きました。上の娘は出産予定日より半月ほど早く生まれたので、息子にも同じことが起こるかもしれないと予測してはいましたが、直前の健診ではまだ生まれなさそうとのこと。

 

朝からなんとなくおなかが張りやすいなとは思っていたのですが、イベント会場まで少し長めに歩いたからかな……とのんきに考え、イベント中は近くのカフェでお茶をしていました。

 

娘と2人きりのときに破水!

帰宅後は娘と約束していたハロウィンクッキー作り。夜から泊まりに来るおばあちゃんにあげようと張り切っていました。無事にクッキーを焼き終わり、さて、夜ごはんの準備をしようかなと立ち上がったとき、それは起こったのです。

 

尿漏れ? それとも破水? 明らかに普通ではない量の水分が体から出た感覚がありました。念のためナプキンをつけていたので大ごとにはならずに済みましたが、そーっとお手洗いに向かい確認してみると……水は止まらずどんどん流れて出てくるのです!

 

これは破水に間違いないと確信して、急いで病院に電話をしました。すぐに病院に来るようにと言われたのですが、夫は仕事で、家には私と5歳の娘の2人だけ。不安になっていたところに、予定より早めにおばあちゃんが到着! すぐに状況を説明して、一緒に病院に行ってもらうことになりました。

 

 

ハロウィン渋滞に巻き込まれ…

しかし、世の中はハロウィン一色。特に駅周辺は、毎年テレビのニュースになるくらい、仮装した人が大勢集まって大騒ぎをすることで有名な場所だったのです。幸い陣痛タクシーに登録していたので、タクシーはすぐに呼ぶことができたのですが、道はかなり混んでいました。

 

そのあと、夫が仕事を切り上げて向かうころには、道は通行止め、タクシーを拾うどころではない状況になっていたそうです。そのため、到着がかなり遅れてしまいました。

 

娘はハロウィンを満喫!?

病院に到着して、少ししてから本格的な陣痛が始まりました。家族が寝泊まりできる病室だったので、娘は寝るまでの間、ハロウィンの飾り付けがされた院内で写真を撮るなどしていました。そして、なんと助産師さんからハロウィンのお菓子の詰め合わせの袋をいただき、ハロウィンを満喫していたようです。

 

お産は順調に進んでいき、日付が変わるまであと1時間というころ、私はお産の最中でありながら時計を見てソワソワしていました。息子のお誕生日がハロウィンになるのか、ハロウィンではないのか気になってしまったのです。

 

 

息子は日付が変わって30分ほどしてから生まれました。息子は現在4歳になりましたが、ハロウィンが大好きで、仮装を思いきり楽しんだ翌日にお誕生日を満喫しています。ひと晩で家の飾り付けを変えなくてはならず、母は毎年大忙しですが、無事に生まれてきてくれたことに改めて感謝する日でもあるのです。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修/助産師 REIKO


著者:山本舞花

2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。

 

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