切迫早産で入院することになり、あおばさんと同室になったのは、中学のときの同級生ちぃと辛田さん。
あおばさんが辛田さんに対して最初に違和感を覚えたのは、3人で年齢について話していたとき。何歳かと辛田さんに聞かれて、あおばさんは「ちぃと同級生なので、33歳です」答えました。すると辛田さんは、
「あ〜同級生だっけ?いやー、なんていうか……大人っぽいっというかぁ。なんかごめんね?」
と言ってきたのです。あおばさんは「よく言われます」と苦笑いするしかありませんでした。
しかし、そんな出来事があったものの、その後は3人で楽しく過ごしていました。
そんなある日、ちぃの退院が決まったのです。「もうすぐ退院できるかも」という話は聞いていたのですが、突然のことでした。
ちぃの退院は、あおばさんの平穏な入院生活に終わりを告げたのでした……。
同室の友だちが退院したらまさかの…
予定通り、同級生のちぃは退院しました。その日は辛田さんと普通に会話をしていたあおばさんでしたが、次の日になると辛田さんの態度に変化が……。
朝、あおばさんがあいさつをすると、辛田さんは振り向かずに、小声であいさつを返すのみだったのです。ほとんど会話をすることがなく1日を過ごしました。
さらに次の日、「おはようございます」と辛田さんにあいさつをしたあおばさん。なんとカーテンをシャッと閉められ、あいさつを無視されてしまったのです。
◇ ◇ ◇
ちぃさんが退院したことで、あおばさんは辛田さんと2人きりに。ちぃさんが退院した日はいつも通りに辛田さんと「早く退院したいねー」などと会話していたあおばさん。しかし、翌日から、辛田さんの態度に変化が……。翌々日には、カーテンをシャッと目の前で閉められ、あいさつも無視されてしまいました。理由がわからないのに無視されてしまい、あおばさんもどうしていいのかわからなくなってしまいますよね。