同級生のちぃから「もうすぐ退院できるかも」という話を聞かされていた、あおばさんと辛田さん。予定通り、ちぃは退院しました。
ちぃが退院したその日は、辛田さんと普通に会話をしていたあおばさん。しかし、次の日になると辛田さんの態度に変化が……。
朝、あおばさんがあいさつをすると、辛田さんは振り向かずに、小声であいさつを返すのみだったのです。その日はあまり話すことなく1日を過ごしました。
さらに次の日、あおばさんは「おはようございます」と辛田さんにあいさつをしました。すると辛田さんに、カーテンをシャッと閉められあいさつを無視されてしまったのです。
こんな態度をとられるような心当たりもなく、混乱するあおばさんですが、さらに悶々とする出来事が起こって……!?
な、なんでカーテン閉られちゃったの…?
カーテンを閉められたあおばさんは、「何か嫌なこと言っちゃったかな」「無意識に変なことしちゃった!?」などと頭の中でぐるぐる考えてしまいます。
そして、「心当たりがないのに謝るのは違うな」と思い、悩んでいました。すると、あおばさんは看護師さんに呼ばれてNSTの検査室へ行くことになりました。
しかし、NSTの検査室はすべての階にあるため、場所がわかりません。ナースステーションに行ったのですが、誰もいなくて聞けませんでした。
あおばさんは、普通に考えたら病室と同じ階のNST室だろうと、同じ階のNST室前の椅子に座って待っていました。すると、あおばさんの目の前を辛田さんが素通り。
それを見て、あおばさんはここのNST室ではないのかもしれないと思いましたが、そのまま15分ほど待ってみました。
しかし、15分経っても誰も来なかったので、あおばさんは2階のNST室へ移動してみました。すると、「なかなか来ないから心配していた」と看護師さんに言われてしまいます。
辛田さんは先にNST検査を受けている様子。
「教えてくれても良くね? そんなに私と話すの嫌なん?」
とあおばさんは悶々としてしまいます。
数日後、あおばさんの友人がお見舞いに来てくれたので、ロビーで話していました。すると、隣の病室の妊婦さんと話をしている辛田さんの姿が。
「同じ部屋の子がさぁ……」
なんと、辛田さんは隣の病室の妊婦さんと、あおばさんのことを話しているようなのです。
◇ ◇ ◇
どの階にもNSTの検査室があるので、どこの検査室かわからず困っていたあおばさん。病室と同じ階にある検査室だろうと予想して、椅子に座って名前を呼ばれるのを待っていました。しかし、辛田さんはそこを素通りして別の検査室へ。間違っている検査室で待っているのに気がついていたのならば、教えてほしかったと思ってしまいますよね。