切迫早産になり入院することになったあおばさんは、同級生のちぃと辛田さんと同室になりました。3人で話しをしたりしていたのですが、ちぃが退院したとたん、辛田さんの態度が急変。辛田さんはあおばさんのことを無視したり、カーテンを閉められたりしてしまいます……。
そしてこの日は、NSTの検査をすることになりましたが、あおばさんは検査室を間違えてしまいました。しかし、検査室の場所を知っていたはずの辛田さんは、間違えているあおばさんを見ても教えてくれなかったのです。
そんなことがあった数日後、あおばさんの友人がお見舞いに来てくれたので、ロビーで話していると辛田さんの姿が。
なんと、辛田さんは隣の病室の妊婦さんに、あおばさんのことを話してたのです……!
私の前でわざわざ聞こえるように文句言う…?
辛田さんはそこそこの声の大きさで話していたので、嫌でも会話が聞こえてきてしまいました。
「同室の子の旦那さん、いつも来るけど暇なのかなぁ?」
「うちの旦那は忙しいからあんまり来れなくて、もう少し気つかえって感じ」
夫に対する、愚痴を聞いたあおばさんは、「自分のことが嫌いなのは仕方ないけれど、夫のことを言われるのはすごく嫌だ」とモヤモヤしてしまいます。
当時、辛田さんのことを夫に話せなかったあおばさんは、お姉さんによく相談していました。すると、お姉さんから「部屋を替えてもらったらどう?」と提案が。
あおばさんは、自分の個人的な理由で部屋を替えてもらうのは看護師さんに申し訳ないと思ってしまいます。
そして「辛田さんは、あと1カ月くらいで退院するし、割りきって我慢しよう!」という結論に落ち着いたのです。
「退院するまでの付き合い」
そう思ったら、あおばさんの気持ちはラクになりました。しかし、2人の入院部屋に新しい妊婦さんが来た途端、何事もなかったように、辛田さんは明るくあおばさんに話しかけてきたのです……。「あおばちゃんっ」と……。
しれっとした辛田さんの態度に、話しかけるのやめてと思ってしまったあおばさんでした。
◇ ◇ ◇
あおばさんの旦那さんが、忙しい中、あおばさんのお見舞いに来ていることが気にいらない様子の辛田さん。あおばさんの旦那さんは、仕事をしながら、赤ちゃんグッズを買いに行くだけでなく、赤ちゃんをいつでも迎えられるよう部屋の掃除をしているそうです。
さらに、あおばさんが寂しくないようにと、甘いものを持ってお見舞いに来てくれます。旦那さんのことを悪く言われてしまったら、あおばさんも嫌な気持ちになってしまいますね。