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「なんだろ?」足音と声が聞こえ、目を覚ましたら予期せぬ展開が… #切迫早産で入院中に同室の人が辛かった話 12

「切迫早産で入院中に同室の人が辛かった話」第12話。あおばさんが上の子どもを妊娠中のとき、切迫早産で入院することになったお話です。

健診の順番待ちのときに、美山さんが見せてくれたのは、体外受精の移植を撮った動画でした。

 

美山さんは、モニターに写しだされた移植の様子を、動画に収めていたのだと言いました。それを見たあおばさんは感動して、思わずウルウルしてしまいました。

 

あおばさんは、美山さんに「男の子と女の子どちらが良いとかありますか?」と聞きました。


すると、美山さんが入院前のお話をしてくれました。ある日大量の出血があった美山さんは、救急車を呼びました。救急車が到着する間、泣きながら「あぁ、もうダメだ」と何度も思ったと言います。

 

しかし、おなかの中の赤ちゃんは生きていてくれました。「だからこの子が元気に生まれてきてくれたら、ただそれだけでいい」と美山さんは言いました。美山さんのその思いに、あおばさんはジーンときてしまいます。

 

健診が終わり部屋に戻ると、退院する日が近いことがうれしいのか、ご機嫌な辛田さんの姿が。美山さんが同じ部屋に入院してきたときから、美山さんのことを無視してきた辛田さん。

 

いよいよ退院のあいさつのときがやってきましたが、最後まで、美山さんのことは無視してあいさつもせず、病室を去っていきました。

 


それからしばらく3人で平和な入院生活を送っていたあおばさん。ある日の深夜、カーテンの向こうに、足音とひそひそ声が聞こえて目が覚めました。すると、美山さんの泣き声も聞こえてきて……!?

 

堪えるような泣き声を聞いてしまって…

あおば12

 

あおば12

 

あおば12

 

 

あおば12

 

あおば12

 

あおば12

 

あおば12

 

 

あおば12

 

あおば12

 

あおば12

 

切迫早産で入院してから1カ月半が経ち、あおばさんは妊娠37週に近づいてきました。ある日ロビーで、大きくなったあおばさんのおなかを触り、「ここまでたどり着けるのかな」と小さな声で美山さんが言いました。

 

それから数日後の深夜。足音と静かな空間に響くひそひそ声で、あおばさんは目が覚めました。そして、看護師さんと思われる人が病室から出ていったあと、美山さんのベッドからカーテン越しに泣き声が聞こえてきました。

 

あおばさんは、美山さんに話しかけることができず、自分のベッドの周りをうろうろしていると、同部屋の花野さんから連絡が。

 

花野さんは最初のほうから起きていたようで、美山さんに何があったのかを教えてくれました。

 

「美山さん、出血したみたい」

 

そのメッセージを見たあおばさんは、前に美山さんが話してくれたことを思い出しました……。

 

◇   ◇   ◇

 

そして、お産にはいろいろな兆候があるようですが、たとえば、少量の出血が見られたら、「おしるし」の可能性があり、数日以内に陣痛が来るかもしれないそうです。妊娠37週に入ったら、いざ出産というときに慌てずにすむよう、心の準備をしておくとよさそうですね。

 

 

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    マンガ家・イラストレーターあおば

    ワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。

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