記事サムネイル画像

「何これ…」初の放射線治療後、異様な眠気と吐き気が襲ってきて #子宮頸がんゆる闘病記 34

「子宮頸がんゆる闘病記」第34話。2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガ。おなかの膨らみに気付き、婦人科を受診。その後、がんの専門病院で詳しい検査をすると子宮頸がんと診断されました。手術をおこない、無事に退院。その後、抗がん剤治療と放射線治療のために入院し、初日におこなったのは……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師天神尚子 先生
産婦人科 | 三鷹レディースクリニック院長

日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。
新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!

抗がん剤治療で髪が抜けると聞いていたため、院内の美容院で髪が抜けたら丸刈りにしてもらうお願いをしていたとりだまりさん。念のため薬剤師に髪が抜けるのか確認したら「そんなに抜けませんよ」と。今回受ける「同時化学放射線療法(CCRT)」では、あまり髪が抜けないことがわかりひと安心しました。

 

そして、入院初日、放射線治療が始まりました。ドキドキしながら治療を受け、あっさり終了。楽勝だなと思っていたら……。

 

入院初日に放射線治療を開始

子宮頸がんゆる闘病記 34

 

 

子宮頸がんゆる闘病記 34

 

 

子宮頸がんゆる闘病記 34

 

 

子宮頸がんゆる闘病記 34

 

入院初日から、放射線治療を開始しました。

 

放射線を浴びるので、熱かったりとか、ジリジリしたりとか、何か感じるの!? と、ものすごくドキドキしていたのですが……。

 

放射線って、びっくりするほど何も感じないんですよ!

 

局部にピンポイントで照射するラルス(腟内照射)の場合は、残念ながら痛みがあることも多いようですが(なのでたいてい麻酔を使います)、私が受けたものはちっとも痛くなくて。

 

痛みがなく治療ができること、とってもありがたいと思いました。

 

ただ、徐々にダメージが蓄積していくのですけれどね……。実際、肌も次のような感じで……。

 

 

子宮頸がんゆる闘病記 34

 

 

子宮頸がんゆる闘病記 34

 

私が看護師さんに教えてもらって肌に塗っていたのは、「ベーテル」という保湿ローションです。

 

医療現場で使うことを念頭に作られているので、肌への刺激が少ないのが特徴なのだとか。

 

きちんと塗っておくと、肌が焼ける速度が実際に違うみたいなので、放射線治療をする方には良いと思います。

 

ちなみに、放射線治療は準備を入れても10分程度で終わってしまいます。

 

なので、抗がん剤治療がない日はめっちゃ暇です……。

 

 

子宮頸がんゆる闘病記 34

 

 

子宮頸がんゆる闘病記 34

 

出ちゃいました、放射線酔い。

 

正しくは「放射線宿酔」というようです。

 

症状が出る人はそんなに多くないようですが、治療から数時間後に、なんとなくだるくなったり、眠くなったり、気持ち悪くなったり……。

 

慣れてくると出なくなる人もいれば、最後までずっと酔う人もいるようです。

 

私の場合、最初の10日間くらいは、連日、吐くほど気持ち悪くはないものの、胃のムカムカや、足元がフワフワするような浮遊感が続きました

 

ちなみに、がん治療で吐いたのは、私の場合はこの放射線治療1回目のときだけ。

(しかも喉の奥に指を突っ込んで自分で吐いただけ)

 

抗がん剤のときも吐き気止めがよく効いて、「なんか気持ち悪いかな~」くらいで、吐くほどではありませんでした。

 

治療がどんどんラクになっているの、ありがたいですね。

 

しかし……放射線治療の場合は、治療継続2週間を過ぎたころから出てくる、腸炎による下痢がだいぶしんどかったのでした。

 

 

放射線で酔ったことがわかる前は「まだ抗がん剤治療もしていないのに、どうして?」と思ったと、とりだまりさん。放射線治療では、眠気や吐き気が出ることもあるのですね。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!

 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • コメントがありません

    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターとりだまり まど

    ライターのとりだまり まどさんが弱音を吐きつつゆるくつづる、子宮頸がんの記録「子宮頸がんゆる闘病記」

    同じ著者の連載

    新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!

    同じジャンルの連載

    もっと見る
  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    マンガの新着記事

  • PICKUP

    同じジャンルの
    連載を読む