抗がん剤治療で髪が抜けると聞いていたため、院内の美容院で髪が抜けたら丸刈りにしてもらうお願いをしていたとりだまりさん。念のため薬剤師に髪が抜けるのか確認したら「そんなに抜けませんよ」と。今回受ける「同時化学放射線療法(CCRT)」では、あまり髪が抜けないことがわかりひと安心しました。
そして、入院初日、放射線治療が始まりました。ドキドキしながら治療を受け、あっさり終了。楽勝だなと思っていたら……。
入院初日に放射線治療を開始
入院初日から、放射線治療を開始しました。
放射線を浴びるので、熱かったりとか、ジリジリしたりとか、何か感じるの!? と、ものすごくドキドキしていたのですが……。
放射線って、びっくりするほど何も感じないんですよ!
局部にピンポイントで照射するラルス(腟内照射)の場合は、残念ながら痛みがあることも多いようですが(なのでたいてい麻酔を使います)、私が受けたものはちっとも痛くなくて。
痛みがなく治療ができること、とってもありがたいと思いました。
ただ、徐々にダメージが蓄積していくのですけれどね……。実際、肌も次のような感じで……。
私が看護師さんに教えてもらって肌に塗っていたのは、「ベーテル」という保湿ローションです。
医療現場で使うことを念頭に作られているので、肌への刺激が少ないのが特徴なのだとか。
きちんと塗っておくと、肌が焼ける速度が実際に違うみたいなので、放射線治療をする方には良いと思います。
ちなみに、放射線治療は準備を入れても10分程度で終わってしまいます。
なので、抗がん剤治療がない日はめっちゃ暇です……。
出ちゃいました、放射線酔い。
正しくは「放射線宿酔」というようです。
症状が出る人はそんなに多くないようですが、治療から数時間後に、なんとなくだるくなったり、眠くなったり、気持ち悪くなったり……。
慣れてくると出なくなる人もいれば、最後までずっと酔う人もいるようです。
私の場合、最初の10日間くらいは、連日、吐くほど気持ち悪くはないものの、胃のムカムカや、足元がフワフワするような浮遊感が続きました。
ちなみに、がん治療で吐いたのは、私の場合はこの放射線治療1回目のときだけ。
(しかも喉の奥に指を突っ込んで自分で吐いただけ)
抗がん剤のときも吐き気止めがよく効いて、「なんか気持ち悪いかな~」くらいで、吐くほどではありませんでした。
治療がどんどんラクになっているの、ありがたいですね。
しかし……放射線治療の場合は、治療継続2週間を過ぎたころから出てくる、腸炎による下痢がだいぶしんどかったのでした。
放射線で酔ったことがわかる前は「まだ抗がん剤治療もしていないのに、どうして?」と思ったと、とりだまりさん。放射線治療では、眠気や吐き気が出ることもあるのですね。
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