出産予定日を8日後に控えた日の深夜。
突然破水したyasucoさんは、旦那さんと一緒に病院へ向かいます。
病院に到着し、事情を話すと、陣痛室へ案内されるyasucoさん。
破水していることを助産師さんが確認すると、その場で入院が決まったのでした。
「内診の前にお手洗いに行っておきましょう」と提案されたyasucoさんは、痛みに耐えながらもトイレを済ませます。
トイレから戻ると「内診の準備をしてくるから」と助産師さんに言われ、しばらく待つことに……。
しかし、待っている最中に“どぅくん!!”と音がすると、突然痛みが変化したのです。
「うんちしたい感じかもです」
助産師さんにストレートに伝えると、内診は分娩室ですることに。
陣痛を必死に耐えながらも、必死で分娩室へと向かったyasucoさん。
何とかたどり着くことができ、先生が来るのを今か今かと待っていたのでした。
「あと少し」ってどれくらい? 体がもう我慢の限界で…
「早く出したい。いきむのがもう我慢できない……」
yasucoさんは必死で我慢していましたが、自分の限界を感じ始めていました。
そして、頭の中では(先生来ないと産めないよね!?)
という疑問でいっぱいに。
(先生!!! 先生っっ!!!!)
必死に心の中で連呼していると、「お待たせ」という声が!
振り向いた先は、なんと夫。
残念ながら先生ではありませんでした。
ついに限界を感じたyasucoさんは、
「先生来ないと産んじゃダメですか!?」と助産師さんに質問。
すると、「ダメじゃないですよ。赤ちゃんが出て来てくれたら
いつでも産んでいいんですよ」という言葉返ってきたのです。
(先生いなくてもいきんでいいんだ!!)
パァァァッと明るくなる表情。
ようやく一筋の光が見えたように思えました。
しかし、次の瞬間、
「やすこさんはまだ全開じゃないんで、いきまないで下さいね」と
忠告されてしまったのです。
(そもそも先生待ちじゃなかったわ……)
助産師さんの言葉にショックを隠せないyasucoさんなのでした。
yasucoさんのつれない返事にショックを受けた様子の旦那さん。実際痛みに耐えながらの状況では、どうしても最低限のそっけない対応になってしまいますよね……。ご出産経験のある方の中には、yasucoさんの気持ちがわかるという人もいらっしゃるのではないでしょうか。
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監修/助産師 REIKO