アイさんはお義母さんと直接話し合うために、お義母さんの家に夫と2人でやって来ました。すると、お義母さんは2人がお昼時に来るとわかっていながら、アイさんのお昼ごはんだけ用意していませんでした……。
しかし、そんなことは予想済みのアイさん。意地悪をするお義母さんに、にっこり笑って「自分のお弁当があるので大丈夫です」と言いました。
お義母さんは、とにかくアイさんのことをケチつけたいのか、アイさんが夫に悪影響を与えていると言ってくる始末。
その後も、態度が悪い、聞き分けが悪いなどとにかくアイさんを責めてきました。
「ピンポーン」
すると突然、チャイムが鳴りました。なんとお義母さんの家に訪ねてきたのは、夫の元カノ……。
お義母さんは、「今、ちょうどあなたの話をしていたのよ」と、不敵な笑みを浮かべて元カノに言いました。
「どうしてわからないんですか?」
※誤)分かれた理由 → 正)別れた理由
お義母さんは、元カノを褒め始めました。そして、お義母さんは「アイさんと息子を離婚させようかと思うの。離婚した後はあなたがお嫁にきてほしい」と元カノに言いました。
さらには「なんでこんないい子と別れたの?」とまで……。
すると、「どうしてわからないんですか? お母さん、あなたのせいですよ」と元カノがすかさず言いました。そしてこう続けたのです。
「結婚を考えたときに、あなたが義理の母親になると思ったらゾッとして」
かわいがっていた元カノから衝撃の言葉を聞いて、ふらつくお義母さん。
「夫がいい人でも、義母が最低だったらいい結婚生活は送れない。子どもにも悪影響。だから私から振ったんです」
あっけにとられていたお義母さんも、口を開きました。
「嘘よ! おとなしくて従順だったじゃない! 誕生日にサボテンもくれたし」と、元カノの説明に納得がいかない様子。
元カノは、サボテンをあげた理由を話し始めました。なんとサボテンには、「あなたの言葉はいつもサボテンのようにトゲトゲしている。直さないと人生壊れますよ」という嫌味のメッセージがこめられていたのです。
お義母さんは、驚きのあまりヨロヨロに。
アイさんは帰っていく元カノに深々おじぎをしました。来てもらったことに対して、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいだったのでした。
◇ ◇ ◇
元カノにまで嫌われていたお義母さん。はっきりと元カノが言ってくれたことにより、お義母さんもなぜ自分の息子が元カノと別れてしまったのかがわかりましたね。自分のせいで息子が元カノと別れたことを知って、お義母さんはしばらくショックで立ち直れないのではないでしょうか。