※ぬいぐるみなどを赤ちゃんの顔まわりに置いたままにすると赤ちゃんが窒息してしまう恐れがあるので、寝かしつけの最中は目を離さず、寝ついたら外しましょう。
義両親からのプレゼント攻撃にストレス
わが家に娘が生まれると、初孫に浮かれる義両親は頻繁にプレゼントを持ってやってくるようになりました。娘をかわいがってくれるのはとてもありがたかったのですが、私が困惑したのは、相談もなく大量の育児グッズやおもちゃを買ってくること。すでに持っているグッズとの被りも多く、わが家は離乳食用のチェアが2つ、バウンサーが3つある状態に。
プレゼントは必要ないことを伝えても「セールだったから」「たまたま出合ったから」と何かと理由をつけて購入し、歯止めがきかない状態でした。せっかくいただいたプレゼントを処分するのもはばかられ、仕方なしに保管していた私。しかし徐々に増えていくプレゼントの山には、正直ストレスを感じていました。
特大サメのぬいぐるみ、いらない!
そんなある日、義両親が持ってきたのは1.5mを超える特大のサメのぬいぐるみ! 義両親は「おもちゃ屋のセール品で、孫にいいかと思って!」とほくほく顔。当時生後3カ月の娘はサメに何の興味も示さず、義父にサメの背中に乗せられたときにはギャン泣きです。
義両親は「泣いている顔もかわいいなー。もうちょっと大きくなったら遊べるようになるわ」と言って、満足そうにサメのぬいぐるみを置いていきました。「プレゼントはありがたいけれど、こんなに大きい物、置き場所がなくて困る!」と思いつつも、義両親がせっかく買ってくれたのだからと、また家の片隅に置いておくことにしました。
義母の放ったひと言に衝撃!
数週間後、義両親が再びわが家に遊びに来たときのことです。部屋の片隅に置かれたサメのぬいぐるみを見た義母がひと言、「あ、このサメまだ捨ててなかったんだ(笑)」。これを聞いて「捨ててもいいくらいの気持ちで贈っていたのか!」と衝撃を受けた私。
それまで「義両親が娘のためを思って買ってくれたんだから」と、義両親の気持ちを尊重するつもりでプレゼントを大事に保管していた自分が、なんだか急にバカバカしくなりました。
プレゼントはこっそり処分することに
義母のひと言をきっかけに、義両親からのプレゼントでも不要なものは遠慮なく処分することにしました。以前は「物がまた増える……」と憂うつだったプレゼント。しかし、ママ友や福祉団体に譲れば喜ばれますし、フリマサイトに出品すれば少しだけお小遣いが手に入ります。
処分できると思うと、プレゼントも以前ほど苦ではなくなりました。義両親も買えば気分が満たされるようで、プレゼントのその後を気にする素振りはありません。罪悪感は多少ありますが、孫フィーバーの義両親を止められない状況では、こっそり処分する方法がベストだと感じています。
「プレゼント=相手のためを思って贈る気持ちがこもった物」と認識していた私。しかし義母のひと言をきっかけに、贈る理由は人それぞれで、プレゼントだからといって必ずしもずっと大切に持っておく必要はないと考えるようになりました。プレゼント攻撃は正直困りますが、孫を思って行動してくれるのはありがたいこと。義両親に好きに買わせてあげるのも親孝行だと考え、しばらくはプレゼント攻撃にも目をつぶろうと思います。
著者:榎本まいこ
夫は転勤族で、見知らぬ土地にて甘えん坊な2歳娘を育てています。元幼稚園教諭。育児と保育の経験を活かしながら主に子育て・教育ジャンルで執筆中。趣味は古民家カフェめぐり。