矯正治療を始める前に、まず6本の抜歯をすることになったきなこもちさん。全身麻酔を打ち外科手術を受け、抜歯による出血などを乗り越え無事退院の日を迎えました。しかし、6本も抜歯したこともあり、術後は思うように食事がとれず苦労するきなこもちさんでしたが……。
やわらかいものなら食べられる!と思ったのに…
※画像内の歯式について(十字の表):4番は第一小臼歯(犬歯の後ろの歯)、5番は第二小臼歯(小さい奥歯)、8番は第三大臼歯(親知らず)を示しています。上顎の4番・下顎の5番は外科手術が必要な矯正治療で抜歯されるケースが多いです。きなこもちさんの場合、下あごが小さいこと・奥歯に噛み合わせ異常があること・前歯が出っ歯の状態だったこと・親知らずが横向きに生えていたことなどの理由から、このような抜歯となりました。
抜歯した箇所は傷口の状態になっており、6本も抜歯をしたきなこもちさんの口腔内はまさに傷だらけ!固いものは控えるように病院で言われていたので、やわらかい食べ物を買い込んで帰宅します。
噛む力も必要がないプリンなら食べられるだろう、と一口含んでみると……「どう食べたらいいのかわからない!」と固まってしまうきなこもちさん。
プリンがうまく食べられない状態というのは相当きつそうですよね。
抜歯により残っている歯の数が少ないことや、きなこもちさんの場合は上顎が突き出て下顎が後退しているため前歯で噛むことが難しいことが、食事を難しくしていたそうです。
しかしその後、抜歯後に傷口を縫合していた箇所の抜糸をしてもらってからは、痛みが軽減! 心の負担も軽くなったように感じたきなこもちさんでした。
※この漫画は実話に基づいた体験談であり、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※顎変形症とは:上顎や下顎の形状や大小のバランスの異常により、顔貌、発音、噛み合わせに問題が起こり、咀嚼や会話、顎関節の動きに異常をきたすこともあります。下顎が突き出す下顎前突、上顎が突き出す上顎前突、いわゆる「受け口」や「出っ歯」と呼ばれる状態は、顎変形症の代表的な症例です。顎変形症は生まれつきのものが多いですが、下垂体の腫瘍や顎関節部の外傷などによっても起こることがあります。軽度の顎変形症は歯列矯正のみで対応可能ですが、骨格的な歪みが大きく顎を動かさないと噛み合わせを改善できない場合は顎骨を切る外科矯正治療の適応になります。
きなこもちさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで読むことができます。
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