私の発言に驚愕
彼との交際を経て、プロポーズされた私。お互いの両親への挨拶も済ませ、結婚式や新居などの話をしているうちに、結婚式の費用の話に。「お互い費用をいくら出せるか」という話題になり、私には貯金がほとんどないことを彼に打ち明けました。すると、それを聞いた彼は驚愕!
正社員で実家暮らしの私に対して「当然貯金をしているだろう」と彼は思っていたようなのです。話し合いを経て、「貯金がないのは仕方ないけれど、これからは給料の一定額を結婚式のために貯金をしよう」と決めました。
結婚式に向けた貯金の明確な目標額を決めると、これまで貯金する習慣がなかった私でもしっかりと貯金をすることができ、無事に結婚式を挙げることができたのです。
夫からの提案は…
結婚式は無事終わったものの、「2人で一緒に生活していくためには、家計の管理を「妻(私)に任せられない!」と夫が言ってきたのです。「家計は妻が握っていて夫はおこづかいで過ごす」という生活を送るのかなぁとボンヤリと考えていた私にとっては少しショックでした。しかし、これまで貯金をせず、稼いだ給料を洋服や化粧品など、ほとんど自分の趣味に使ってきた私に反論する余地はありませんでした。
夫は、大学進学と同時に親元を離れひとり暮らしを始め、貯金もしっかりしていたタイプ。結婚生活は、几帳面な性格の夫がお金の管理をおこない、必要な生活費(食費、日用品代)を私が受け取る、というルールで始まりました。
生活に変化が!
私が正社員として働くうちは安定した収入やボーナスもあり、2人で生活していくには十分でしたが、私が妊娠・出産を経て、仕事を退職したことで生活に変化が……。
子どものことでお金が必要になっても、私は働いておらず収入がないため、夫に伺いを立てなければいけません。子どもにかわいいベビー服を買ってあげたくても、「ちょっと今月は生活費が厳しいかな……」と思うと夫に言い出しづらくて、諦めなければいけないこともありました。
生活費をやりくりして買ってもいいのですが、夫から「それいつ買ったの? 高かった?」など質問されることが産後の私にとってはストレスになってしまい……。そのため、「また働いて自分の給料を手に入れよう!」と私は決めました。
その後、私はもう一度働き始めましたが、「家計を握るのは夫」というわが家のスタイルは、今でも変わっていません。私が独身のときからしっかり貯金ができていれば、こんな生活にはならなかったのかなぁと今でも後悔しています。
それでも、自分で稼いだお金で購入したものについては夫から指摘されることもないため、以前よりお金を使うことへの罪悪感がなくなり、改めて「自分で稼ぐって幸せなのだな」と思うようになりました。今では子どものために自分の給料からも少しずつ貯金をしています。
著者/青野ミツオ
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