ある夜、夫と妻は当時のことを話し合った。
妻は自分の気持ちに正直になって、今度こそ夫にしっかり伝えようと決めた。しかし、謝罪する夫から出てくるのは、自分や妻の話ばかり。娘に無関心な人だとわかっていたけれど、やはり悲しみが大きく、ショックを受けた妻。
「もうこの人とは無理だ。結のことを考えてくれない人なんて、いらない」
夫に絶望した妻は、離婚する決意を固めた。しかしその直後、夫を見つけた娘が嬉しそうに歩み寄り、笑顔でぎゅっと抱きしめている様子を目の当たりにして、心が揺らいでしまう。
私が「結の幸せ」を奪おうとしてる?
「このまま父親と離してしまったら、結に悲しい思いをさせたり、我慢させてしまうことがたくさんあるかもしれない」
「幸せになってほしいと言いながら、その幸せを奪おうとしてるかもしれない」
あまりにも嬉しそうな娘の表情を見て、『離婚したほうが娘のためになる』という確信が持てなくなってしまった。
「結のことを考えてくれない人なんていらない」そう思っていたけれど、結から父親を取り上げることは、結の幸せを奪うことになってしまうのかもしれない。
妻は困惑してしまって……。
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喧嘩ばっかり、父親への不満ばっかりの母を見て育つのも結婚への希望が持てなくなってしまって悪循環だし。親がシングルだからこそ温かい家庭を持ちたいと願いそうする人も、親が不仲で結婚や家庭は墓場だと思って独身貫く人もいるんだから。
それに娘がある程度大きくなって、お母さん離婚していいよーなんて言葉を待つのだとしたら娘の責任重すぎるよ。
自分の人生の責任は自分で持つことが大事なのではなかろうか。たとえパパと一緒に居たかったと言われたとしても。
シングルになった私から言えることはただ一つ。稼ぎ口を確保しておくべし。これさえあれば自分の好きなようにできます。離婚するにしても紙切れ一枚。訴訟になっても金がものを言います。手に職をつけなかったのなら,それはあなたの負けですよ。