【前回のあらすじ】子宮筋腫が見つかり、手術を受けたマナカさん。本来は2時間ほどで終わる予定でしたが、チョコレート嚢胞の癒着が進行していたせいで、なんと約8時間に及ぶ大手術となってしまいました。とはいえ、無事に手術は終了。そして、手術から一夜が明けた翌日のお昼ごろ、個室から大部屋に移動となったマナカさんは病院食を出されたのですが……。
丸い物体の正体は…?
約8時間に及ぶ大手術が終わったあと、マナカさんは個室から大部屋へ移動となりました。そこで手術後初の食事が出たのですが……主食は重湯ではなくおかゆで、おかずは至って普通のもの。
どうやら、手術が長時間に及んだせいで手術当日の夕食と、翌日の朝食を飛ばしてしまったようです。
そして、手術翌日の昼食に出されたのが、この丸い物体でした。
手術の2〜3日後になると、主食はおかゆではなく通常のご飯に。
このとき、マナカさんは手術後で体が弱っていたためか食欲がまったくなく、全然箸をつけることができなかったそうです。
ちなみに、謎の丸い物体はどうやらフルーツの代わりのようで、毎日出されました。
実はマナカさん、入院時に「フルーツを食べると喉がイガイガするから、アレルギーじゃないけど避けてもらおうっと」と、アレルギーなどを記入する用紙に「キウイ、パイナップル」などと書き込んでいたのです。そのため、フルーツの代わりにと、このジュレのような丸い物体が、毎日の献立に入っていたのでした。
手術後から、ずっと37.5〜38.5度の熱が続いていたマナカさん(結局、PCR検査もしたけれど原因は不明だったそう)。食欲がなくてごはんも食べられなかったため、「このまま栄養をとれないままじゃ熱も下がらない! 1階にあるコンビニでビタミンゼリーでも買ってこよう!」と思い立ちました。
すると、マナカさんの隣のベッドに入院している『萌え声ちゃん』(マナカさんがつけたあだ名)も、食欲がなくて食事をとれていないそう。萌え声ちゃんの会話の相手である医師は、「ははは、人間の食べるものじゃないですよねー!」などと言っていたのだとか。思ったことをハッキリと言う先生ですね。
今回、手術後にずっと熱が続いていて体調がなかなか回復しないマナカさんは、改めて「健康でないからごはんが美味しく感じないんだ!」と気づいたそうです。
(元気になって退院したら、美味しい焼肉をおなかいっぱい食べよう。あとは、たこ焼きともんじゃと、う〜ん、ホテルビュッフェもいいなぁ)
と、手術を頑張った自分に、退院後のご褒美を想像するマナカさん。
しかし……
「37.8度ですね。明日が退院予定でしたけど、見送りですね」
と看護師さんに言われてしまい、残念なことに入院期間が延びてしまったのでした。
監修/助産師 REIKO
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